
(2013年12月 堺 大泉緑地) 皆様に来運が訪れますように!!
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心動かす企業経営 vol.347
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<経営数字は嫌いですか?>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
先日、ちょっと嬉しいことが
ありました。
ある役員さんから、
こんな発言があったのです。
「昔は、儲かっている、儲かっていない、
売上くらいは気にしていました。
でも費用などの経営の数字のことは
細かいことは気にしていませんでしたし、
正直中身についてもよく理解
していませんでした。」
「でも、毎月、数字について確認して
議論していく中で、最近、
売上や費用の数字のことを意識しながら
ものごとを考えられるようになりました」
「そうやって考えられるように
なったことはすごくいいことだなあと
思っています。」
とのことでした。
この役員さんは製造部門の役員さんです。
だからこれまではどちらかというと、
きちんとした品質のものをつくる
というのが大事だと意識が強かったのだと
思います。
しかも、これまで企業としては、
どちらかというと黒字体質でずっと儲けが
出てきていた状況でした。
だから、余計に数字を把握して、
収益改善のためにコスト低減を
しなければいけないという意識が
あまりなかったのだと思います。
ところが、ここ数年はコロナの影響もあり
経営状況が悪化してきています。
そこで、ここ2年くらいは、
独自に月次の試算表を作成して、
私も参加する毎月の経営会議で
大事な数値を確認するという
時間を設けてフォローしています。
「この数字が今月だけ異常に
増えているのはなぜですか?」
「こういう形で数字を
整理してください」
等々。。。といった感じで
私が色々質問したり、
お願いしたりしています。
その中で、その役員さんにも
数字を色々調べてもらったり
カイゼンのための取組を一緒に
考え実行してもらっています。
そういう活動を毎月続けていると、
否が応でも、経営数字について
考えざるを得なくなった
ということなのでしょう。
いずれにしても、
そうやって計数感覚を少しずつ
養ってもらえているというのは
嬉しい限りです。
ちなみに、皆さんは、
自社の経営数字って見ていますか?
まあ、経営者の方なら
見ていない方はいないと思います。
決算書の数字は見て、
自社が儲かっているのか
儲かっていないのかは
当然把握されています。
ただ、その中身までは
詳しく理解しているか?
と言われると
「ちょっと自信ないかも???」
という方も結構いらっしゃるのでは
ないかと思うのです。
色々な考えがあるかと思いますが、
私は、経営者さんは、
自社の経営数値をしっかり
把握しておく必要があると思います。
決算書あるいは月次試算表などは
自社が色々取組んだ活動の結果が、
数値となって現れてきている。
いわゆる企業の成績表
=企業活動の集大成です。
そして、その成績表は、
先回お話しした企業活動そのもの
と言っても過言ではない
カイゼンにも密接に関わるからです。
カイゼンは何のためにやるのか?
それは企業的に言うと、
経営を改善して収益をあげるため
だと思います。
その収益を構成するのは売上と費用です。
カイゼンをすることで
売上がどれだけ増え、
コストがどれだけ下がったのか
という効果があるはずです。
そのカイゼンを進めるには、
現状を先ず知る必要があります。
その現状を知る元が試算表や決算書
にある経営数値だと思うのです。
昔に比べて増加している
費用がないか?
何の売り上げが減っているのか?
などを先ず探します。
そしてその上で初めて
増減している原因は何なのか?
その増加は妥当なものなのか?
コストに対して売値は十分
とれているのか?
などなどの分析ができます。
そうやって要因解析をして、
対策をいくつか洗い出す。
その中でも取組み効果が大きいものを
優先的に選択して取組んでいく。
そしてその取り組みの効果を数値で
把握する。
その繰り返しです。
それから、数字で把握する
というのは別の効果もあると思うのです。
確かに、数字を見なくても、
カイゼンはできない訳ではないと
思います。
例えば、作業の工程を4つあったものを
工夫して2つにして作業工数を減らす。
これでもカイゼン効果はあるので、
それをいちいちコストが
いくら減ったか把握しなくても
いいんじゃないか?
という考えもあります。
ただ、カイゼンに取り組む現場の
担当者としては、自分がカイゼンを
行うことで会社の収益にどれくらいの
効果を与えているのか?
というのを理解していた方がよいと
思いませんか?
「工数が減って作業効率があがったよ。
ありがとう」
と言われても嬉しいでしょう。
でも
「カイゼンのおかげで、年間で、
約120万円の効果が出るよ。
ありがとう」
と言われたほうが、
やるほうもやり甲斐があるのでは
ないでしょうか。
一旦、取組みを始めたカイゼン活動が
よく途中で頓挫することがあります。
これは、やってもその効果が
目に見えないからだと思うのです。
人間心理として、
目に見えない効果だと長続きしない
というのがあると思うのです。
そうではなくて、やった効果が
毎月見えたら、継続にも力が入ると
思うのです。
経営活動を数値として把握するというのは
そういう意味でもすごく大事だと思います。
決算書などの経営数字を見る、
あるいは、数字で考えるというのが
苦手だと仰る方もいるかと思います。
でも、経営活動と数値をリンクさせて
見ることで色々な効果につながると
私は思うのです。
ご参考になれば幸いです。
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
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昨日、ナント梅雨明け発表が
あったようですね。
梅雨の期間は史上最短とありました。
今年の東海地方の梅雨の期間は
ナントわずか13日
平年より22日早い梅雨明けだそうです
驚きです!
数日前から急に暑くなりましたが、
もう完全に夏ということですね。
今年は暑い日が続きそうです。
暑いと熱中症だなんだと大変です。
でも、暑いからいいことも
たくさんあるでしょう
冷房のありがたさもわかる
海やプールで泳ぐと気持ちいい
ビールもおいしい
太陽光発電もフル稼働?
今年は、花火やお祭りなども
復活するところもあるのでしょう
また、例年より旅行も行きやすく
なりそうですね。
まあ暑い夏ですが、色々楽しみなことも
たくさんあります。
とりあえずまた無事に夏を迎えられる
そのことに感謝です。
水不足などにならず、みんなが元気に
暮らせる事を願いつつ。。。
ありがとう!
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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