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心動かす企業経営 vol.105
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<ポジティブなフィードバックが人を動かす>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
突然ですが、皆さんは
従業員の方、部下の方たちに
フィードバックしてますか?
先日、私の関与先企業の従業員の方から
こんな発言がありました。
「提案シートを書いたのに、それに
対して何も返事をもらえていない」
「書いたことに対しては、返事が欲しい」
幹部の方たちに確認してみると、
ちゃんと提案を読んで、それに対して、
コメントも記載したとのこと。
結局、そのコメントを書いた提案書、
そのままフィードバックされずに、
総務の方がファイルした状態に
なっていました。
なぜそういうことになっていたのか?
それは、いくつか原因がありました。
ひとつは、運用のルールが
明確でなかったこと
元々、その提案制度を始めたのには
理由があります。
それは、従業員の方たちに、
改善意識をもってもらいたい。
自分の仕事について色々考えて欲しい
ということです。
すごい提案は期待している訳ではないが
少しでも従業員に自主性を高められれば
というのが狙いです。
それから、せっかく提案してもらったら、
その提案に対して給与にいくらか
プラスアルファしましょう。
というものでした。
総務の方としては、
コメントが書いた幹部がすでに、
内容については提案者に何らかの形で
フィードバックしていると思っていた。
一方、コメントを書いた幹部は、
コメントを書いたその提案書が
提案者に渡されていると思っていた。
これではいけないということで対策を
講じました。
これからは、
最低限、給与明細と一緒に渡す。
幹部が、直接口頭で返事もしておく。
また、重要と判断したものは、
会議の場で全員に共有する。
など運用ルールを明確にしました。
このような事は
皆さんの会社ではありませんか?
せっかくいい取組みを始めたのに
生かし切れていない。
この取組み自体は、前向きな
いい取組みなのです。
ところが取り回しルールが
はっきりしていなかった。
そのため、
従業員の方が、不満を持ってしまった。
せっかく書いたのに、
何の返事ももらえない。
何のために書いたのか???
フィードバックされるということは、
人間にとっては、かなり大事なこと
だと思います。
自分がやったことが、
良かったのか、悪かったのか?
それがわからないと気持ち悪い。
反応が返ってくるからこそ、
何かやりたいという意欲にも繋がる。
当然、できるだけいい反応が返ってきた
ほうが、やる気がでるのは
言うまでもありません。
自分自身がサラリーマン時代に、
少しフィードバックという面で
物足りないなと思っていたこと。
それは、自己申告書や人事評価用の
チャレンジシートに関するものです。
自己申告書は、自分の将来キャリアの
要望や仕事の課題意識、
今の仕事に対する意欲、など
チャレンジシートは、
自分自身の目標を記入し、それを年に2回
取組みがどうだったか記載し、
上司と面談して話し合うという所謂、
評価制度の材料となるものです。
面談も実施されます。
内容は
「仕事どうですか?」
「困ってることありますか?」
「仕事に対する問題意識ありますか?」
「異動希望ありますか?」
といったような感じです。
ただ、自己申告書の内容についての話で
人事評価用のチャレンジシートに関する
フィードバックがもらえることは
その当時はほとんどありませんでした。
自分の仕事ぶりが
どうとらえられているのか?
それがどう評価されているか?
ということに関しては、
普段の上司の接し方以外殆どわからない。
そうすると、毎年の目標を立てる作業
というのが、そもそも何のために
やってるのかよくわからない。
せっかく、一生懸命記入しても、
それがどうだったのかという
フィードバックを得られないんだったら、
書く意味はないのではないか?
=面倒くさい(義務で仕方なく書く)
という風に感じる事もありました。
書く側だけでなく、上司自体も、
そのチャレンジシートの重要性を
あまり感じていない
しっかりその目的を理解している人は
少なかったのではないかと思います。
だからちゃんとフィードバックが
行われていなかったというのも
あるかと思います。
そこは評価する側がちゃんと目的を
理解できるような取組みが会社として
不足していたのでは?
という別の問題もあると思います。
ただ、今現在は、働き方改革などに
より、評価制度も大改善されて
きちんとフィードバックする制度に
なっている可能性が高いです。
だから、上記の話は、
あくまでも、その当時の状況
ということでご理解下さい。
フィードバックの話に戻しますが、
決して、評価や提案の時だけの話では
ありません。
フィードバックは普段の仕事でも大切です。
例えば、部下に仕事を頼んだ。
その仕事をやってくれたら、
それに対してちゃんとフィードバック
していますか?
ここで言っているフィードバック
というのは、単に何かしら反応している
という意味ではありません。
そうではなく
「ポジティブなフィードバック」
です。
ポジティブと言っているのは、
単に、いいことばかりを言う
という意味ではありません。
しっかり向き合って、
自分に関心をもって、
自分のことを考えて、
フィードックしてくれる
そういう人です。
人は、自身がやったことに対して、
ポジティブに反応してくれるから
やる気が出る
そういう生き物なのではないか
と思います。
自分を認めてもらえている
という風に感じられるから
そこに自分の存在意義を
見出すことができる。
だから、人はそういうポジティブに
フィードバックしてくれる人に
好意を示すし、その人のためにも
頑張ろうという思いを抱くのでは
ないでしょうか?
言わなくても、
わかってくれているだろう
というのは、もったいないと思います。
せっかく思っているのだったら、
それをしっかり口頭で伝えるべき。
口に出して言われないと、
相手にはなかなか伝わらないものです。
上司と部下だけでなく、
そこで働く人みんながお互いに
ポジティブなフィードバックを
し合える企業、
そんな企業ならどんどん人が
育っていくのではないでしょうか?
そのためには、
先ずは、経営者や幹部の人たちから、
ポジティブなフィードバックを
どんどん進めていければいいのでは
ないかと思っています。
私もまだまだ自分自身、それが完璧に
出来ているとは思っていないので、
常に心に止めるようにしています。
そして、自分も実践しつつ、
どのようにフィードバックしていくかを
お客様にも伝えていきたいと
思っています。
因みに、今回お話したフィードバック
このフィードバックをしくみに織り込み、
従業員のやる気を引き出し、人材を育成する
評価制度作りを弊社では行っています。
ご興味のある方はお気軽にお問合せ下さい。
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し...
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今日は、自分が生まれ育った大阪にある
氏神様へのありがとうです。
その氏神神社は、八幡台神宮という
小さな神社です。
昔、その神社の境内で遊んだり、
周りにあった小さな池でサリガニ釣りを
した覚えはあります。
勝手に、芝生神社(しぼじんじゃ)と
呼んでいて、実は正式な名前は、
先ほどグーグルマップで調べるまで
知りませんでした。
しかも、恥ずかしながら、きちんと
お参りしたことは、つい数年前までは
なかったのです。
でも、なぜか今年もそうなのですが、
正月実家に帰ると、どうしても最近は
そこをお参りしたい気持ちになるのです。
何か呼ばれているような気がして、
今年も正月3日、一人で行ってきました。
昔あった池は埋め立てられ、
うっそうとした樹木もだいぶ少なくなり
子どもの頃に感じていた雰囲気とは
随分様子は変わっています。
ただ、そこで手を合わせ目を閉じると
昔の色々な記憶がよみがえり、涙が
出てきました。
子どもの頃、そして大人になっても
氏神様は見ていてくださるのだなあと
自然と思えました。
そしてとてもありがたいなあと
「氏神様、いつもありがとうございます」
「歳を重ね、ようやく素直に
感謝の念を伝えに来ることが
できるようになりました」
「これからもよろしくお願いします」
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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