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若者0人企業時代のビジネスチャンス

  • 執筆者の写真: 金本 淳
    金本 淳
  • 2022年11月18日
  • 読了時間: 9分

(2019年7月 別府温泉)

皆様に幸運が訪れますように!!


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

心動かす企業経営 vol.385

=================


<若者0人企業時代のビジネスチャンス>



おはようございます。


フェリーゼス経営支援事務所の

金本淳(かねもとあつし)です。




世界人口80億人突破!


これは先日、国連が発表した内容です。


2010年70億人から12年で80億、

2059年には100億人を突破するとの

予測が出ています。



ちなみに、日本の人口は減少中です。


2022年約1億2300万人、

2050年には9500万人とさらに減少



また、日本はご存じの通り、

既に超高齢社会ですよね。


65歳以上の人口割合が

2022年で29.1%、

2050年には37%程度。


世界の65歳以上の人口の割合が、

現在は9.7%。

それが2050年には16.4%にまで

膨らむそうです。


高齢化は世界的に進展するようですが、

その中でも日本はすさまじい。



一方日本の生産年齢人口(15歳―64歳)

についてです。


こちらは、1995年の8726万人が

ピークで、そこから26年たった

昨年21年は、7450万人と減少。


さらに2050年には3500万人

ということで53%も減少です。



「人口減少と超高齢化」


これはどの企業さんも避けては

通れない問題ですね。



丁度、一昨日、経営者さんが集まる会で

この問題が話題になりました。


ということもあり、今回はこの

「人口減少と高齢化」

について少し考えてみたいと思います。




先ず、今後のビジネスの傾向としては、

当たり前ですが、こんなことが

言えると思います。



高齢者向けビジネスの機会は増加。

一方、子供向けビジネスは機会が減少。


人口の減少だけを単純に見ると、

仕事量は減少。


ただ、それ以上に

働ける人口の減少が大きい。


だから、「仕事があっても人がいない」

ということになりそうです。



ただでさえ中小企業にとっては

厳しくなりつつある採用問題。


今後さらに厳しくなっていくでしょう。



頼みの技能実習生などの外国人労働力も

今の日本の賃金レベルでは今後確保が

難しくなっていくかもしれません。


そうなると、やれることは

限られてきます。


先ずはITツールを活用するなど、

省人化を実現すること。


でもそれも限界があると思います。


そうなると頼みは高齢者、あるいは

働きたくても制約があり働くことを

諦めている人です。


そういった方々が働き易いように

しなければならない。


ただ、これは高齢者や制約ある人だけでは

ありません。


今後、人を安定的に確保したいと考えるなら、

物理的な待遇、働き易い環境づくり、

職場づくりを進め、働く人にとって

どれだけ魅力のある企業づくりができるか

ということ、それが鍵になるでしょう。


そこについては、これまでも何度も

お話しているので今回は割愛します。




さて、人の話は頭の痛い話ですが、

一方でビジネスチャンスはある意味

広がるのだと思います。


そして、そこには、直接的なチャンス、

間接的なチャンスの2つがあると思います。



直接的なところとしては、

高齢者に関わるビジネスの増加です。


超高齢化になっている日本では、

今も介護関連など中心に、既に高齢者関連

ビジネスは増加傾向ですが、

これまで以上にニーズは高くなる。


また昔はなかった新しいビジネス機会も

どんどん生まれてきています。



丁度数日前に、生前整理をお仕事に

されている方にお会いしました。


この生前整理などは、今でこそ

耳にするようになりました。


でも、少し前まではそういうことも

なかなか話しづらいというか、

言っても「はーっ?」という

反応だったそうです。



でも、今は親と同居、近くに住む

というのも少ない。


成人して、全く別のところに

出ていく人が多い。


そうなると、子供に迷惑をかけたくない。


そう思うひとが増えるのも当然ですよね。


ライフスタイルが変わると

人の考え方も変わるということでしょう。



空き家も今後増える(売れない空き家)。


そうなると、管理したり、活用を考えたり

といったその関連の仕事ももっと

増えてくるでしょう。



最近よく耳にするかもしれませんが、

お墓参りを親族のかわりに行うといった

ビジネスなども出てきています。


遠くに住んでいて、コロナもあり

お墓参りに行けない。


そこで業者が代わりに

墓参りして、掃除して、それを画像や

動画にして、証拠として提出する。


これも時代の変化に対応したものですよね。



高齢者の健康増進に関わるビジネスも

そうですよね。


健康を維持するビジネスと言えば、

私も通っているスポーツジムもそうです。


20年くらい前にジムに通っていた時と

今のジムって随分変わっています。


何が変わっているかというと

ターゲット客が全然変わっている

ということです。


昔は20代から40代くらいが殆どでした。

スタジオプログラムも若い人向けに

つくられていました。


だから50歳くらいの方がスタジオレッスン

に出ていらっしゃると、

「すごい、頑張ってらっしゃるなあ」

と思っていたのが正直なところです。



ところが、今自分が通っているジムを見ると

平均年齢は多分55歳は超えているように

思います。


60代では全然普通、70代80代でも

滅茶苦茶元気な方もたくさん

いらっしゃいます。



こういうジムを見ていると、

同じビジネスでも

「ターゲットを少し変えてみる」

と違うチャンスが広がるということが

言えるのではないかと思います。



今子供向けにビジネスを行っている企業、

例えば塾などの習い事です。


今後は年配者が何かを学べる塾なども

広がりそうですよね?


音楽教室、スイミングなども、

子供から高齢者に

シフトということも出来そうです。


というかもう既にやってるんでしょうね。




ただ、

「高齢者向けビジネスの市場が

広がっても、うちは全く関係ないし」

という企業さんもいらっしゃるでしょう。


そういう場合には間接的な

ビジネスチャンスを考えるということです。



これは一昨日ある経営者さんが

お話されていてナルホドなあと

思ったことです。



その方の会社はある素材を

販売されているそうです。


これまで、素材そのものを売っていたの

ですが、なぜか最近は素材そのものでなく

加工した状態の製品ニーズが高まってきた

ということなのです。


よくよく聞いてみると、取引先さんは、

技術者が退職されるなどの理由により、

自社加工ができなくなってきている

とのこと。



こんな風に取引先さんの高齢化や

労働力不足を補ってあげるような

付加価値を何かつけれないか

という視点で見る。


そういう部分で自社の強みを伸ばしていく

という選択肢もあるということですよね。



また、自社直接ではなくても、

高齢者サービスを提供する企業に

間接的に関われないかという視点で

見ると、取引チャンスを見つけられるかも

しれません。




ということで、「人口減少、高齢化」

一見、頭の痛い問題ではありますが、

捉え方によっては、

ネガティブばかりではなく

ポジティブにもなりそうです。



ただ、色々な人の話を聞いていて

私が強く思ったのはこういうことです


結局、人口減少も高齢化も

企業を取り巻く沢山の環境の中の

一つの要素でしかありません。


だから、大事なことは、経営の基本を

着実に進めるという事なのだと

思いました。


つまり、

先ずは自社の今の状況を正確に把握する。


何が足りていて、何が足りないのか?

そこが見えないと対処のしようが

ありません。



また、それには、当然どういう状態が

自社の目指す理想の姿なのかが

明確になっているということも

大前提でしょう。



理想があるから、現実とのギャップが

明らかになりますからね。


そのギャップをどう埋めていくのか?


一時的な対症療法ではなく、

根本的に解決できる取組みは何か?



また、そこには将来の市場の環境変化も

見なければなりません。


それを踏まえて、

どういう方針、戦略で進めていくのか?


それを考えるのが経営者の

仕事ですからね。



ということで

人口減少も高齢化も環境要因の

ひとつでしかありません。


結局、経営の基本が進められる体制を

きちんと整備していく。


それさえできていれば、何がきても

恐れることはないのかもしれません。


私はそんな風に思いました。



ご参考になれば幸いです




☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

<今日のありがとう>

本当は面と向かって伝えたい

でも中々言えない自分がいます

=================


最近、大好きなテレビ番組があります。


それは、NHKの「こころの時代」

という番組です。



たまたまジムで走っていた時に見た

テレビで、この番組を見て、

とても心を揺さぶられました。


この番組、毎回多岐に渡るテーマが

設定されていますが、見ていると

自分の生き方というものを毎回

強く考えさせられます。


世の中には、自分が及ばないような

素敵な考え方を持っている人が

たくさんいること


ものよりもお金よりも大切なものが

たくさんあること


自分がどう生きるべきなのか

自分が何を求めているのか

自分に与えられた使命は何なんだろうか

人に対してどう接するべきなのか

自分にとっての幸せって何なのだろうか

など


本当に言葉では言い尽くせない

たくさんのことをこの番組を

見ていると考えさせられます。



多分、この番組を3年前の自分が見ても

あまり響かなかったのかもしれません。


でも、今の自分にとっては、

すごく自分を見つめ直すための

いいきっかけを与えてくれているのです。



昔は、NHKって興味なかったのですが

今は、NHKって

「こころの時代」だけでなく

他にもいい番組をたくさん

作っているなあと

個人的には思います。


自分の価値観が昔とは変わってきている

からなのかもしれません。



ということで、今回は

NHKに感謝です


「素敵な番組をありがとうございます」


「これからもいい番組を作り続けて下さい」





最後までお読みいただき

ありがとうございました。


今日も素敵な一日になりますように!





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