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  • 執筆者の写真金本 淳

エプソンが紙の使用量を削減していいの?



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心動かす企業経営 vol.253

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<エプソンが紙の使用量を削減していいの?>



おはようございます。

フェリーゼス経営支援事務所の

金本淳(かねもとあつし)です。 




プリンターメーカーのセイコーエプソンが

社内の紙使用量の削減に取り組んでいる

そうです。



今の時代の流れの中で、ペーパーレス化は

当たり前になってきています。


でも面白いのは、エプソンと言えば

国内向け家庭用プリンターで

トップシェアを争っている企業です。


プリンター自体は低価格ですが、

その分インクカートリッジを

たくさん買ってもらって、収益を上げる

ビジネスモデルです。


つまり、紙に印刷してもらうことが

自社の収益につながる企業なのです。



そのエプソンが自ら、紙の使用量を削減

となると、何か不思議な感じがします。


普通に、単純に発想すると

紙にドンドン印刷して

自社のプリンターを使ってもらおう!

という風になろうかと思います。


ところが、

セイコーエプソンの小川社長は、

紙ならではの良さは認めているものの、

一方でこんな風におっしゃっています。


「プリンターの本来の目的は、

紙への印刷ではなく、それによって、

業務効率を上げたり、

仕事を円滑に進めたり、

オフィスの環境をよくすること。

だが、今は紙に印刷することだけが

効率性を高める手段ではない」


「効率的な仕事や教育ができるので

あれば、紙にこだわる必要はない。

紙を減らす中で、エプソンは何が

できるのかという事を考えている」



時代が流れをしっかり見据え、

本来の自社の存在意義が何なのか

ということをしっかり理解されている

発言です。


さすが企業のトップだなあと思います。



自社の役割は、

プリンターを販売することでない。


自社製品を通じて、仕事や教育が

円滑に効率的に進められるようにして、

オフィス環境や教育現場の環境を

良くしていくこと。


そういう風に捉え、その中で、

自社が今後どんな役割を担うべきなのか?

と考える。



今、自社の稼ぎ頭となっている

主力の製品を、このままずっと

売り続けていきたいと思うのは

人間として当たり前です。


「まだ売れているんだから、

しばらくは大丈夫だろう。」


「頑張れば何とかなるのではないか?」


「これだけ投資して育ててきた事業

なんだからもったいない」


などと、ついつい考えがちになるものです。



でも、それだと、

ある時気づくと手遅れに。。。

という事が起こってしまうのでしょう。



例え、まわりの環境が変わってきても、

自社の製品から離れられずに

失敗してしまう。



過去、対応で明暗をわけたケースとして、

コダックと富士フィルムの例が

よくあげられますよね。


コダックは、デジカメが普及する中でも、

カメラ用写真フィルムから抜け出せなかった。


一方の富士フィルムは、主力の

フィルム事業で培ったノウハウを

生かして、化粧品や医薬品、

再生医療の分野などに活路を見出した。




今、コロナの影響も加わり、

私たちの生活を取り囲む環境が

どんどん変化しています。


これは大企業だけの話ではなく、

中小企業も同じ状況です。


そして今、私のまわりでも、

何とか今の事業から一歩進んだことを

やっていかなければと

考えていらっしゃる経営者さんも

たくさんいます。


また、そういった動きを

後押しするように、

事業再構築補助金のような

国の補助金制度等も出てきています。



そういった意味では

このコロナをきっかけに、

自社事業をじっくり見つめ直す

経営者さんが増えてきていることは

とてもいいことです。


また、それを踏まえ、新しいことに

取り組んでいこうとする経営者さんが

増えてきているのも、とても

素晴らしいことだと思います。



でも、必ず注意しないと

いけないと思うのは、

補助金がもらえるから無理矢理

新しいことをやろうという風に

なってしまうことです。



補助金はあくまで、補助金です。


しっかり自社の今の状況と周りの環境を

分析する。


その結果、自社の今後の戦略として、

新たなチャレンジをしていくと決断する。


その時にフト見ると、使える補助金が

たまたまそこにあった。


そういう時にこそ利用すべきものだと

思います。



補助金ありきで突っ走り、

本末転倒な結果にならないように

しっかり見極めていかなければ

ならないと思います。




いずれにしても、大変な時代です。


でも逆に考えれば面白い時代でもあります。


このチャンスを活かせるよう、

今こそしっかり自社の在り方、

存在意義を見直す時なのでは

ないかと思います。



守るもの、捨てるべきものを

しっかり見極めて、みんながこの

時代を乗り切り、

笑顔になっていければいいなと思います。




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<今日のありがとう>

本当は面と向かって伝えたい

でも中々言えない自分がいます

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私の大好きな南アフリカの友人が

先日コロナウィルスで亡くなった

というのをフェイスブックで知りました。



丁度4月にここで彼のことを

書かせてもらったところだったので

本当にビックリですし、

残念でなりません。


こんなに急に亡くなるなんて思っても

いなかったですし、いつかまた

会えるなんて漠然と思っていたのですが

それも、もうかなわぬ夢となって

しまいました。



本当に素敵な人でした。


私だけでなく、本当にたくさんの人が

悲しんでいるに違いありません。



色んな外国人の方と仕事をさせて

いただきましたが、彼ほど

お茶目で優しく気の利く人は

いなかったような気がします。



本当、残念ですが、

でも今頃天国で楽しい時を過ごして

いるに違いありません。



「大好きなBさん

色々な素敵な思い出をありがとう!」



またどこかで会えると信じています。


ご冥福をお祈りいたします。





最後までお読みいただき

ありがとうございました。


今日も素敵な一日になりますように!





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心動かす企業経営

【発行元】フェリーゼス経営支援事務所

【発行責任者】金本 淳

経済産業大臣登録 中小企業診断士

豊田市働き方改革アドバイザー・講師 国際ファッション専門職大学非常勤講師

【住所】

〒480-1161愛知県長久手市荒田1-1-718

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