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心動かす企業経営 vol.242
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<伝え方次第で経営に影響が・・>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
人に正しく伝えること、
理解してもらう事はなかなか
難しいですよね。
特に、大事な仕事の提案などの
時には、うまく伝えられないと
命取りになることもある。
先日、私の携帯に見知らぬ電話番号から
電話がかかってきました。
電話という事で、相手の方も
伝えづらかったこともあるでしょう。
どういう風に伝えればいいのか
困っていらっしゃったようなので、
そこで、私のほうからひとつずつ、
お名前から、職業、そして、本題を
確認させていただきました。
そうすると相手の方も少し落ち着かれた
ようでした。
結局、お話を伺うと、なかなか内容も
複雑で、どうやら弁護士さんを通したほうが
いいお話であると判断し、
その旨をお伝えしました。
別に、この電話の相手の方のことが、
どうのこうのと言いたい訳ではありません。
この経験を通じて、思ったのは、
「相手の立場に立って、物事を正確に
理解してもらえるように伝えるのって
難しいよなあ」
ということ。
人って、どうしても自分視点で、
物事を相手に伝える傾向があると
思うのです。
でも考えてみると、こういうことって、
私も含め、他人事ではありません。
例えば私の場合、トヨタで働いていた時に
身についてしまったクセがあるように
思います。
特にトヨタの人は、海外駐在していた方も
多いですし、私がいたのが海外部門だった
ということもあるかと思います。
そのため、やたらと話をする時に
横文字を使う人が多いです。
例えば、これは適当な例ですが
「ファクツをしっかりスタディした上で、
ドラスティックなプロポーザルを
つくらないと」
とか。
専門用語も含め、
最初、入社した時、あまりにも
知らない言葉が多すぎて
困ったなあと感じたことがあります。
他に
「『えいや』で決めました」
とか・・(笑)
だから私も少しその環境に
慣れてしまっていて、
その時身についたクセが未だに
残っているのだと思います。
丁度、先日も大学の授業で「critical」
っていう単語があったので、
「クリティカルは日本語でもよく使うから
わかりますよね!」
という話をしたら、
どちらかと言うと、生徒の反応は
「は~?」というような感じでした。
そういうことが、これまでも
何回かありました。
他人事でなく、
ホント注意しないとですよね。
それから他に、業界特有なものというので
技術者やIT系の方なんかも
この傾向が少しあると思うのです
特にIT業界は専門的な言葉がほんと
たくさんありますからね。
先日IT関連の方と打ち合わせする機会が
ありましたが、その方と話していると、
やはり専門用語が多かったです。
そのIT関連の方のお客様は中小企業です。
話の流れからも、少し言ってあげたほうが
親切かなと思いました。
だから、やんわりと、
「中小企業の経営者の方と話す時には、
専門用語をさけたほうが
もっとわかりやすいと思いますよ」
「例えば、どういう具体的な問題に対して、
御社のシステムを使えば、
どのように解決できるか、その事例を
あげて話してあげると、
すごくわかりやすくなると思います。」
と伝えました。
そうすると、
「実際そうなんですよね」
とその方もすごく納得されてました。
こんな風に、
人ってどうしても自分の世界の言葉や
常識が当たり前だと思って、
相手に話をしてしまう傾向があるのでは
ないかと思うのです。
ある程度それは仕方のないことだとも
思います。
でもそれでは、時と場合によっては
損をしてしまうこともあるのでは
ないかと思うのです。
特に、取引先に対して、
大事な仕事の話を提案する時なんかは、
要注意です。
知らない言葉が沢山でてきて、
話がわかりにくく、理解できなく
なってくると、
それだけで思考停止してしまう。
全然頭に入ってこなくなると、聞く気が
失せてしまう可能性があると思うのです。
それがたとえどんなにいい提案
だとしても、拒絶反応を起こして
しまう。
そうならないためにも、
常日頃から、誰でもわかるような
言葉を選び話すように心がける
そういう心がけが大事じゃないかと
思います。
具体的な対応策として
こんなのはどうでしょう?
相手を知識が全くない小学生低学年の
子供だと考える。
そしてその子でも理解できるような
やさしい言葉を選んで、
丁寧に説明してあげる。
それくらいの気持ちのほうが、
いい結果が生まれるのではないかと
思います。
これは私自身も気をつけなければ
ならないことであり、自分自身への
戒めでもあります(笑)
でももし、心当たりある方が
いらっしゃるなら参考にしてみて
ください。
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
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今回は、上のエピソードでお話した
電話でご相談下さったかたに感謝です。
電話のご様子から、大変お困りなんだなあ
ということは理解できました。
だから、
何とかお役に立てればなあと思いましたが
結局、私自身が関われそうな話では
ありませんでしたので仕方なかったかなあと。
でも、今回、色々考えさせていただく
きっかけを与えていただいたことには
大変感謝しております。
「ありがとうございました!」
今はせめて、その方のお困りごとが
何とか解決の方向に向かっていることを
祈るばかりです。
いい風に向かってますように!
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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