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  • 執筆者の写真金本 淳

教える人が学べる人材育成のすすめ


(2017年10月 長久手文化の家 光の切り絵)

皆様に幸運が訪れますように!!


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

心動かす企業経営 vol.391

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<教える人が学べる人材育成のすすめ>



おはようございます。


フェリーゼス経営支援事務所の

金本淳(かねもとあつし)です。




先日、商工会の職員さん向けの

経営分析セミナーを2日間にわたり

開催させていただきました。


内容は、

決算書をどう見て、分析するのか?

分析したものから課題をいかに抽出し、

どう経営改善計画につなげていくのか?

というものでした。



決算書というのは企業活動の成果を

示しています。


つまり、企業においてなされた

あらゆる取組みの結果が何らかの形で

数字となって現れてきています。


そのため、極端なことを言うと、

決算書を見るだけで、

その企業がどういう経営を行っていて、

どういうところに課題があるか

が理解できると言っても

過言ではありません。


それくらい大事な資料です。


そのため、私も企業さんを

ご支援させていただく場合、

決算書は必ず見せてもらいます。



ところが、

私の経験では、これまでお会いした

経営者さんの中で、決算書を

しっかり見られている方は

少数派だと感じています。


また、決算書をきちんと見ている

経営者さんの企業は業績が良い傾向に

あるようにも感じています。



多くの方が決算書をしっかり

活用できていない。


これは非常にもったいないことだと

いつも思っています。



ただ今回、決算書そのものの話については、

話すと長くなってしまいますし、

この場では説明しきれませんので

この辺にしておきます。


もし決算書を勉強したいと言う方が

いらっしゃればレクチャーできますので、

お声がけいただければと思います。




さて、今回お話したいのは、

このセミナーの準備をしていて

感じたことです。


それは、ズバリ言うと、

「人に教える、説明する」

ことの大切さです。



当然ながら今回のセミナーについては、

依頼いただいた商工会様のご要望と

いうものがあります。


そのご要望を満たすため、

どのような内容にすれば良いかを

考えながら準備を進めなければいけません。



正直なところ、私は普段、

自分自身が明確な手順を踏んで、

決算書の分析を進めているという意識は

あまり持っていません。


それは体でやり方を覚えてしまっているから、

特に意識しなくても必要な手順を

踏めるようになっているからだと思います。



これは、皆さんの普段の仕事でも

同じなのではないでしょうか?


自分が長年行なっている業務は

わざわざ手順を考えながら進める

ということはないでしょう。


でもそこにはこれまで培った様々な

ノウハウが、知らず知らずのうちに

詰め込まれているはずなのです。



ただ、自分で無意識でやれている分には

いいですが、これが人に教えるとなると

別の話です。



自分の手順やノウハウを人にわかりやすく

伝えるためには、自分が普段

どうやっているのかというのを、

明確にしなければなりません。


適当にこんな感じでやっていますでは、

人には理解してもらえないですからね。


そのため、普段の自分のやり方を改めて

振り返るという作業が必須になってきます。



実際、私は、今回、改めて普段、自分が


どういう風に決算書を分析し、

課題を想定し、

実際の企業活動とリンクさせながら、

課題を特定し、

どういった観点で対応策を立案していくのか


というのを一通り自分の中で整理しながら

セミナーの中身を組み立てていきました。



そうすると、面白いことに

自分の中でも意識していなかった

新しい発見が沢山あったのです。



「なぜ自分はこういう手順で

進めているのだろう?」


「この分析は何のための

やっているのだろう?」


などといったことをきちんと体系立てて

考えなければなりません。



人に正確に伝えるためには曖昧なままじゃ

いけません。


言葉の定義や手順について改めて

調べ直したりもしました。


また、自分が

「こういう考え方でやっていたんだ」

というのを改めて確認する必要もありました。


さらに、それをどういう風に話せば

人にわかりやすく理解してもらえるだろう

という説明の仕方も整理する必要が

ありました。



こういった、セミナー準備を進める

一連の工程を通じて、

自分自身の知識を整理し、

そして、その整理したものを

セミナーで参加者に説明する。


それにより、より深い知識として

自分自身の頭の中に

定着させることができました。



そして、それだけでなく、

自分が説明して、参加者の方々から

「とてもわかりやすかった」

「そういう視点で分析するんですね!」

というようなポジティブなコメントを

いただくのは、自分自身への喜びと

なり自信にもつながります。



結局、人に説明したり、

教えたりすることは、

自分自身の勉強や成長にもつながる

ということなのだということを

今回改めて痛感しました。




そして、思ったのは、

「これって、人を育てるのに

活用できるのではないか?」

ということです。



例えばこんなことを従業員にしてもらう

というのはどうでしょう?


それは、

普段、自分のやっている仕事について

みんなの前で発表させる

ということです。


そういう機会を持たせることで

従業員を育てることができる。



先程も述べましたが、

人に説明するためには、自分自身の頭の中を

整理しなければなりません。


普段、自分達がやっている仕事が

そもそも何のためなのか?


仕事を進める上で注意していること、

コツは何なのか?など、


自分自身で改めて見つめ直す機会に

なると思うのです。


それにより、自身の仕事をより深く

考えられるようになると思うのです。


そして他人に理解してもらうために

どう説明すればいいのか考えなければ

ならないので、人に伝えるための

訓練にもなります。



さらに、上手くできれば自分の自信にも

つながります。


また、例え上手くいかなかったとしても、

それはそれでいいんです。


その場合、何が悪かったのかを

反省して次に生かしてもらえばいいのです。


誰だって、最初から上手くできないのは

当たり前ですし、それを事前に

言っておいてあげればいいと思います。



何回かやっていくうちに誰でも

上手くできるようになる。


それは何でも同じですよね。



かく言う私も、昔は人に説明するのに

苦手意識を持っていたことがあります。


でも何回もやっているうちに、

やはり少しずつ成長していきました。



また、もしいきなり仕事の話を

説明させるのはハードルが高い

というのもあるかもしれません。



その場合は、自分の趣味など好きなことを

発表させるなど、やりやすい話題から

スタートするのでも良いと思います。


そうやって、説明することになれれば

次は仕事に関わる話を発表してもらう。



また、自分の仕事ではなくて、

例えば、何かの研修を受けたら、

その内容について、受講していない

人たちに説明してもらうというのも

効果があるのではないかと思います。



いずれにしても、かしこまった発表や

研修というよりは、

みんなで楽しみながらその人のことや

仕事について知ろう

という雰囲気で進めるのが良いと思います。



私はこういう取組はその気になれば

すぐに始められますし、

下手な研修を受けるより効果的なのでは

ないかと思うくらいですが、いかがでしょうか?



ご参考になれば幸いです




☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

<今日のありがとう>

本当は面と向かって伝えたい

でも中々言えない自分がいます

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昨日は、4年前に亡くなった母の誕生日

でした。


親が亡くなってから

「もっと親孝行しておけば良かった」

と後悔してしまう

というのは、よく言われることですが、

私も正にそう感じている一人です。



特に、最近、思春期の息子を見ていると、

自分も若い時は、こんな風な態度で

親に接していたんだろうなあというのを

思い知らされることも多く、

寂しいというよりは、昔の自分の態度を

反省させられることが多いです。


息子と接していて

幸か不幸か、今頃になって、

親がどんな気持ちで

自分と接していたのかというのを

ようやく少し理解できるようになった

気がしています。



そうは言っても、今から過去は

やり直すことはできません。


結局、今の自分にできることは、

自分の家族、知り合い、

仕事で関わる方など、

自分の周りにいる人たちに

少しでも喜んでもらったり

気持ちや心が少しでも軽くなることを

してあげたり

仕事で成果をだしたり

そんな風に何かの形で少しでも

人の役に立てることをすること

なのかなあと思っています。



そういう風に自分が育てた息子が

少しでも人の役に立っているという姿を

見れば、きっと母も喜んでくれるんだろう

なあと思っています。



ということで、今回は

母に改めて感謝の気持ちを伝えたいと

思います。


「ありがとう、お母さん!」


「今以上にもっともっと人の役に

たてるような生き方をして、

恩を返したいと思うので、

これからも見守っていてください!」




最後までお読みいただき

ありがとうございました。


今日も素敵な一日になりますように!





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【発行責任者】金本 淳

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