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【第二章#3】会社の空気は、社長の「当たり前」で決まる~社長の思いは、そのまま社員に伝わっているだろうか~

  • 執筆者の写真: 金本 淳
    金本 淳
  • 11 分前
  • 読了時間: 11分
東の滝(龍神の瀧)
東の滝(龍神の瀧)

皆様に幸運が訪れますように!!


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心動かす企業経営 vol.571

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【第二章 人が育つ環境のつくり方 #03】会社の空気は、社長の「当たり前」で決まる

~社長の思いは、そのまま社員に伝わっているだろうか~



こんにちは。

フェリーゼス経営支援事務所の

金本淳(かねもと あつし)です。


会社には、それぞれ独特の「空気」があります。


明るく活発な会社。

静かだけれど、社員同士がよく相談している会社。

社長がいなくても、社員が自分たちで判断して動いている会社。


逆に、

社長がいないと何も決まらない会社。

失敗を極端に恐れる会社。

社員がほとんど意見を言わない会社。


同じような業種、同じくらいの規模の会社でも、

その「空気」は驚くほど違います。


では、この違いはいったいどこから生まれるのでしょうか。


私は、その大きな要因の一つが、

“社長の「当たり前」”

だと思っています。



■社長にとっての「当たり前」が会社の基準になる


社長には、長年の経験の中で身につけてきた

「当たり前」

があります。


「約束は守るもの」

「お客様には迷惑をかけない」

「仕事は丁寧にやる」

「分からないことは自分で調べる」

「失敗したら、まず原因を考える」


こうした考え方は、社長自身にとっては、

もはや説明するまでもないことかもしれません。


しかし、社員にとっては違います。


社員には社員の経験があり、価値観があります。

育ってきた環境も違います。


だから、

“社長にとっての「当たり前」が、

社員にとっても「当たり前」とは限りません“


ここに、会社の中で様々なすれ違いが生まれます。



■「失敗するな」という言葉の本当の意味


例えば、社長が社員に、

「失敗するなよ。」

と言ったとします。


社長としては、

「決められた手順を守ってほしい」

「確認すべきことは確認してほしい」

「同じミスを繰り返さないでほしい」

という意味かもしれません。


つまり、

“やるべきことを正しくやらずに

起きる失敗は、なくしてほしい“

ということです。


一方で、その社長は、

「新しいことに挑戦して失敗する」

ことについては、むしろ歓迎しているかもしれません。


「どんどん新しいことをやってみろ。」

「失敗してもいいから挑戦してみろ。」

本当は、そう思っている。


ところが、社員には、

「社長は失敗を嫌う人だ。」

と伝わってしまう。


すると、

「失敗したら怒られる。」

「余計なことはしない方がいい。」

「今まで通りにやっておけばいい。」

となってしまいます。


結果として、

“挑戦しない会社になってしまう。”


これは、現場では決して珍しいことではありません。



「やるべきことを、やるべきようにやった上での失敗」

と、「やるべきことをやらなかったことによる失敗」

は違います。


また、

「失敗してもいい=何をしてもいい」

ではありません。


社長が意図しているのは

“ルールや責任はある。

その上で、考え、挑戦し、意見を言うことは歓迎する“

ということです。


でも社員にはそれが正しく伝わっていないのです。



■社長の思いと、社員が受け取ったものは違う


ここが、私は非常に重要だと思っています。


社長にとっては「失敗するな」という一言でも、

社員にとっては「挑戦するな」と聞こえてしまう。


社長にとっては「自分で考えて」という言葉でも、

社員にとっては「自分で何とかしろ」と聞こえてしまう。


社長にとっては「厳しく指導している」つもりでも、

社員にとっては「否定されている」と感じることもあります。



社長は、

「そんなつもりで言ったんじゃない。」

と思うかもしれません。


でも、会社では、

“言ったことより、伝わったことの方が

大きな意味を持ちます。”



例えば、社長が、

「社員にはもっと主体的に動いてほしい。」

と思っていても、

何かを提案されたときに、

「それは無理だ。」

「前にもやったけどダメだった。」

と返していたらどうでしょうか。


社員は、

「自分で考えても意味がない。」

と思うかもしれません。


社長が、

「失敗を恐れず挑戦してほしい。」

と思っていても、

小さな失敗のたびに、

「なんでこんなことをしたんだ。」

と責めていたらどうでしょうか。


社員は、

「失敗しないことが、この会社で評価されることなんだ。」

と受け取るでしょう。


社長の意図とは違っていてもです。



■「伝えたつもり」が一番危ない


経営者の方とお話ししていると、

「社員にはちゃんと伝えているんですけどね。」

という言葉を聞くことがあります。


もちろん、本当に伝えているのだと思います。


でも、私はそのとき、

“「伝えたか」ではなく「伝わったか」”

を考えてみてほしいと思います。


社長が何度、

「挑戦していい。」

と言ったとしても、

日々の行動がそれと反対なら、社員は行動の方を信じます。


社長の言葉より、


社長の表情。

社長の反応。

社長が何を褒めるのか。

何に怒るのか。

誰を評価するのか。

どんな失敗を許し、どんな失敗を許さないのか。


社員は、こうしたものを見ながら、

「この会社では、何が大切なのか。」

を学んでいきます。



■会社の文化は「言葉」だけではつくられない


例えば、

「うちは何でも言える会社です。」

と社長が言っている会社。


でも、会議で社員が社長と違う意見を言うと、

社長の顔が曇る。


「それは違うだろ。」

「そんなことを言っても仕方ない。」

と返す。


すると、次の会議から誰も意見を言わなくなります。


社長は、

「最近の社員は、自分の意見を言わない。」

と思うかもしれません。


でも、もしかすると社員は、

「言っても受け止めてもらえない。」

と学習したのかもしれません。


ここに、会社の文化が生まれます。



■社長が「当たり前」と思っていることを、一度疑ってみる


だから私は、経営者の方に時々

こんなことを考えてほしいと思っています。


“「自分にとっての当たり前は、

社員にとっても当たり前だろうか?」”


「これくらい分かるだろう。」

「普通はこうするだろう。」

「言わなくても伝わるだろう。」


この「だろう」が、意外と危険です。


社長にとっては30年間の経験から

生まれた「当たり前」でも、

入社3年目の社員にとっては、

まだ「当たり前」ではないかもしれません。


だからこそ、伝える必要があります。


「なぜ、私はこれを大切にしているのか。」

「なぜ、これはやってほしいのか。」

「逆に、どこまでは失敗してもいいのか。」


そこまで伝えて初めて、

社長の価値観が社員に共有されていきます。



そして、もう一つ大切なのは、

「社員にはどう伝わっているのか」を、

実際に聞いてみることです。


例えば、


「社長である私が大切にしていることって、何だと思う?」

「この会社では、どんなことをすると評価されると思う?」

「逆に、どんなことをすると怒られると思う?」

「私が『挑戦してほしい』と思っていることは、

ちゃんと伝わっているだろうか?」


そんな質問を、社員にしてみる。


もしかすると、

「えっ、そんなふうに受け取っていたの?」

と驚くことがあるかもしれません。


でも、そこにこそ、

“社長の「思い」と社員の「受け取り方」のズレ”

があります。

そして、そのズレに気づくことが、会社の空気を変える第一歩になるのだと思います。



■「失敗するな」ではなく、「失敗していいもの」を伝える


先ほどの「失敗するな」という話に戻ります。


もし社長が、

「決められたことを守らずに

起きる失敗はなくしたい。」

でも、

「新しいことへの挑戦による失敗は歓迎する。」

と思っているのであれば、

それを社員に伝える必要があります。


例えば、


「決められた手順を守らなかったことによる

失敗は、しっかり振り返ろう。」


「でも、新しいことに挑戦して

失敗したなら、それは責めない。」


「むしろ、挑戦したことを評価したい。」


ここまで明確に伝えれば、

社員は安心して挑戦できます。


つまり、

“「何をしてもいい」という自由ではなく、

「何を大切にしているのか」が明確になっていること。”


これも、人が育つ環境には欠かせないのだと思います。



■社長が変われば、会社の空気も変わる


会社の雰囲気を変えようとすると、

「社員教育をしよう。」

「研修をしよう。」

「評価制度を変えよう。」

と考えることがあります。


もちろん、それらも必要です。

でも、その前に考えてほしいことがあります。


“社長自身は、今の会社の空気をどうつくっているだろうか”


社員に挑戦してほしいと言いながら、

失敗に厳しくなっていないか。


主体性を求めながら、

社員の提案をすぐに否定していないか。


報告してほしいと言いながら、

悪い報告を受けたときに嫌な顔をしていないか。


社員を大切にすると言いながら、

社員の話を最後まで聞いているだろうか。


こうした小さな積み重ねが、

会社の空気をつくっています。



■「社長の当たり前」を、社員の「共通の当たり前」にする



私は、社長の「当たり前」そのものが

悪いとは思いません。


むしろ、会社を長く経営してきた社長には、

「この会社は、こうありたい。」

という大切な価値観があります。


それは会社にとって大きな財産です。


問題は、

社長の「当たり前」が間違っているということではなく

“その「当たり前」の価値観が、社員にどう伝わっているか”

です。


社長の頭の中にあるだけでは、文化にはなりません。


言葉にする。

繰り返し伝える。

自分自身が行動で示す。

そして、

社員がどう受け取ったのかを確認する。


そうして初めて、

「社長の当たり前」が、

「会社の当たり前」

になっていくのだと思います。



■おわりに


会社の空気は、目には見えません。


「うちの会社は、なぜか社員が挑戦しない。」

「なぜ、社員から報告が上がってこないのだろう。」

「なぜ、もっと自分で考えてくれないのだろう。」


そう感じている経営者の方がいらっしゃったら、

一度、自分自身に問いかけてみてください。


“「私の当たり前は、社員にどう伝わっているだろうか?」”


社長は、

「そんなつもりではなかった。」

と思っているかもしれません。


でも、社員がそう受け取っているのであれば、

それが今の会社の現実です。


だからこそ、社長自身が伝え方を変える。

自分の意図を言葉にする。

そして、

社員の受け止め方にも耳を傾ける。


会社の文化は、一朝一夕には変わりません。


でも、社長の一つの言葉、

一つの態度から変わり始めます。


“社長の「当たり前」が会社の文化をつくる”


だからこそ、

“その「当たり前」を、もう一度見つめ直してみる”


人が育つ環境づくりは、

そこから始まるのかもしれません。


 

ご参考になれば幸いです。

 

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

<今日のありがとう>

本当は面と向かって伝えたい

でも中々言えない自分がいます

だからこの場を借りて少し...

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先週はお盆でしたが、皆さんは

お盆期間中はいかが過ごされましたか?


私は、外に出かけたのは

妻の両親のお墓参りくらいで、

それ以外は殆ど家にいました。


家で映画を数本観て、あとは、休み明けの

仕事の準備をしていたくらいでした。


でも、お盆って何かいいですよね。

子供の時、お盆には先祖が帰ってくると

聞かされていて、何か特別で不思議な、

わくわくする感情を抱いていたのを

覚えています。


改めて先祖に思いをはせる良い機会でも

ありますし、個人的にお盆というのは

すごく好きな期間です。


子供の時は、父母の生まれ故郷の倉吉と京都に

毎年行って、海で泳いだり、釣りをしたり

大文字を観に行ったり


そういう楽しく懐かしいお盆の思い出も

たくさんあるから、未だにお盆になると

わくわくするのかもしれません。


こういう素敵な文化がある日本っていいですね。


日本人に生まれたことに感謝です。


そして、今回はお盆ということで

両親含め、ご先祖様に感謝です。


ありがとうございます!



 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

今日も素敵な一日になりますように!

 

 

 

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