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心動かす企業経営 vol.222
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<コロナ禍のジム戦略、これでいい?その2>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
今回は、222号、ゾロ目です。
人間って、不思議ですね。
単に同じ数字が3つ並んだだけなんですが、
なぜか、
「ラッキー」
なんて考えてしまう。。。
でも、いいんです。
そうやって、「ツイテル!」
と思うことが、幸運を呼び込む。
私はそんな風に思うようにしています。
さて、今回は先回の続き、
ジムの戦略がこれでいいのか?悪いのか?
と考えた話です。
私の通っているスポーツジムで、
スタジオレッスンに
「バーチャルスタジオ」
というものが導入されたことを
先回お話しました。
今回は、その続き、
4月1日からのスタジオレッスン
のスケジュール変更に関してです。
先々週、私がいつも出ているレッスンに
出ようとジムに行きました。
そうすると、知り合いの人が
2,3人集まって、紙をみながら
何やら不満そうです。
それは4月1日からのスタジオの
スケジュールが印刷されたもの。
ナント大幅にスケジュールが変更されている
とのこと。
大きな変更の1つは、先回話した
「バーチャルレッスン」
が結構増加してきていること。
それから、もうひとつは、
大幅な曜日時間帯変更や
レッスンの入れ替えです。
平日の夜にあったものが
平日の昼間に変わったり
同じ先生のレッスンが連続で
あったものが、
別々の曜日にバラけたり
人気レッスンがなぜか廃止
などなど
ジム側の本当の狙いはわかりません。
ただ、考えられるのは、当然、
会員数を増やすこと、
経費を削ること、
そして、それにより収益を上げること
なのでしょう。
経費を削ることは、
バーチャルレッスンの導入が
当てはまると思います。
そして、会員数を増やすこと
といいうのは、こういうことかなと。
人気のある先生のレッスンを
連続で入れるのではなく、
別の曜日に分けることで、
全体的な集客力をアップする
という狙いがあるような気がします。
スケジュールを見てみると
これまで同じインストラクターの方が
連続でレッスンをするというケースが
多かったのですが、
それがほとんど無くなっています。
特に、人気のあるインストラクターの
レッスンに関してはその傾向が
顕著にあるように思います。
ジム側の経営改善努力への取組み
というのは、当然だと思います。
ただ、その一方で、これまで通っている
会員さんにとっては、少し不都合な
スケジュールになっていたりします。
例えば、私が土日出ているレッスンに
ついて言うと、こんな感じです。
土曜日は14時からと15時からの
ダンス系のレッスンに出ています。
日曜日は、夕方18時半からのヨガです。
土曜日のレッスンは、両方とも
同じ先生が担当です。
それが、土曜日の朝9時からと
日曜日の夕方18時からに変更
になっています。
そして、日曜日の18時半のヨガは
土曜日の14時からに。
日曜日は別にいいですが、
問題は土曜日です。
これまでと同じレッスンを受けようと
すると、朝9時に来て、
その次は14時です。
4時間ほど時間が空いてしまいます。
ですから、一度、家に帰ってまた出直す
としたら、面倒だなあという
気がします。。。
それから、土曜日の朝9時については、
一緒に行っているうちの妻は大変だと
ぼやいています。
私たち男性は朝の準備にそれほど時間は
かかりませんが、女性はそういうわけには
行かない方の方が多いと思います。
特に、平日働いている人は、
土日の朝はゆっくりしたいという方も
結構いるかと思いますので、
そういう人にとっては不都合になります。。
「カスタマーファーストじゃないよね」
と、ある会員の方が妻に言っていた
ようなのですが、確かにそう思う方は
いらっしゃるかもしれません。
みな、色々忙しい中、時間を
やりくりして、ジムのレッスンに
出てきているので
大きく変わってしまうと、
来れなくなる人も出てくるでしょう。
そして、今回、会員さんだけでなく、
どうやらインストラクターさんの
間でも波紋が広がっているらしいとも
聞きました。
金曜日夜のクラスの先生は、
すごく人気のある
レッスンで、いつも抽選です。
それなのに、
どうやら先生の意思とは反して、
無くなってしまったらしいのです。
この前、レッスンに出たときに、
とても残念そうな顔をされていました。
これもバーチャルレッスン増加の
影響なのでしょうか???
私には、このバーチャルレッスンvs
インストラクターは
正に、AIvs人間という構図を
表しているように思えてなりません。
確かに、経営者側は利益を追求して
いかなければなりません。
だからバーチャルというAIを
導入することは、確かに経営としては
有益のように思い、進めていくことは
経営上もっともだという事も言えます。
ただここまでドラスティックなのは、
さすがに反発を生みやすく、会員側も
インストラクターも経営者側も
得な方法を考えるやり方があったようにも
思ったのです。
そこで、今回この件について、私がもし
コンサルとして支援するならどう対応
するだろうかと少し考えてみました。
例えば、こんな風にしたらどうだろうかと。
先ず、会員さんに対しては、何名かの
会員さんにサンプル会員となってもらう。
そして、
「こういう変更を実施したら、皆さんはどう
思われますか?」
と何案か変更候補を提示し、それに対して、
アンケートなどで意見をもらう。
それからインストラクターさんに対しては
企業側の狙いを事前にしっかり説明する。
「今回、こういう理由で、スケジュールの
大幅な見直しを行いことを考えてます」
ときちんと説明する。
そして、
「少し不便をおかけするかもしれませんが、
ご協力をお願いします」
と丁重に協力を要請する。
その上で、案を作成して、問題ないか
確認してもらう。
そのような根回しのステップを会員さん、
インストラクター双方に、入れておけば
それほど、波紋を呼ぶことはなかった
ような気がします。
ただ、一方で、確かに、このコロナの中、
徐々に進めていくということは
経営として成り立たないかったのでは?
という、ジレンマも垣間見えます。
経営サイドとしても、なんとも難しい
状況の中、苦渋の判断をされたのだと
推測します。
今回の改訂が、結果として、
どうなるのかはわかりません。
不安をよそに、もしかしたら、一部不満は
あるものの、全体的には、今回の改定で
効果があがるかもしれません。
私としては、そうなることを
願っています。
ただ、一方で、
顧客やインストラクターにとって、
不満が出るようなことに結果的に
なってしまい、逆効果にならないか
というのも少し心配しています。
経営側、
サービスを提供するインストラクター、
そして
サービスを受ける会員、
この3者を満足させ、うまくバランスを
とるというのは確かに中々、難しいとは
思います。
ですが、なんとか三方よしの結果に
今後進んでいけば嬉しいなと思います。
それは、このジムに愛着を持つ
いちユーザーとしての願いでもあります。
今回の件では、私もいい勉強になりました。
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
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先日、ある方(Aさん)に、とある企業を
訪問した際のレポートを
送付させていただきました。
そしたら、
「様々な観点から
ヒアリング・アドバイス対応をいただき
ありがとうございました。」
「報告内容についても、
非常に参考になりました」
というお返事をいただきました。
お褒めいただいた内容は、
半分お世辞であるかもしれません。
それでも、返信を受け取った側としては
悪い気はしませんし、むしろ
嬉しいし、有難いなあと感じました。
そして、何よりも、特に、私が、
すごいなと思ったのは、
こういうことなのです。
普通、メールを出すと、
「受け取りました。
ありがとうございました。」
という返事くらいはいただけることが
あると思います。
中には、返事もしない場合もありますよね。
私もたまに、受け取ったことに
安心してしまい。
返事をせずじまいになっていることも
うっかりあったりします。
でも、これって、出した側からすると
ちゃんと見てくれているのかなあ?
と少し不安に思うこともあります。
まあ、それはそうとして、
Aさんがすごいなと思ったのは、
「ありがとうございました」
とお礼の返事を書くだけでなく、
そこに一言、相手が少し嬉しく感じるような
気持ちよくなるような言葉が
添えられていることです。
それがあるとないとでは、
相手の印象も大きく変わるのだなあ
ということを、今回のやり取りの件で
改めて強く感じました。
私もこれから、そういう風に
少し気を付けて、気の利いたメッセージを
書いていければいいなあと思いました。
少しでも相手の人が気持ちよく感じて
いただいたほうが、いいですからね。
見えないところで、人を喜ばす。
そういうのは素敵だと思うのです。
今回そういうことに気づかせていただいた
Aさんに感謝です。
「ありがとうございました」
「今後ともよろしくお願いいたします」
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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