今と昔の若い人、どちらがいい?
- 金本 淳
- 2022年6月21日
- 読了時間: 7分
更新日:2022年9月30日

(2013年6月 バンコク)
皆様に幸運が訪れますように!!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
心動かす企業経営 vol.345
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<今と昔の若い人、どちらがいい?>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
先日、とある経営者さんと金融機関さんと
打ち合わせをしていた時のことです。
最近、従業員の育成に課題を感じている
ということで、経営者さんから
「昔は従業員に任せておけば、
自分でどんどんやってくれた」
「最近の人たちは任せるとできない。
プレッシャーに感じてしまう。」
「だから、もう少し自分も中に入って、
手取り足取りして進めないと
いけないかなあと考えている」と
今の従業員は昔の従業員に
比べるとうまく育ってくれない
というような話でした。
こういった話をきかっけに、
自分たちの若かった頃と今は
全然違うなあという話になりました。
例えば、
昔は学校を休まずに行くことがいいことだ
とされていた
昔は多少熱があっても学校に行く
何か嫌なことがあっても
学校を休むなんて許されない
どちらかというとそんな感じ。
でも今は、少しでも熱があったら休む。
嫌なら無理していかなくていい。
昔は嫌なことがあっても、
つらいことがあっても、
くじけずに頑張って、
その問題に立ち向かっていく。
それがいいんだという考え方が
どちらかというと強かった。
でも、今は、昔の人とは
全然違う育てられ方をしている。
そしてそういった話は当然学校だけでは
ありません。
世の中全体でそういう価値観が一般的
当然職場でも同じ。
仕事優先、
有給は取りにくい、
残業当たり前、
それが最近は、働き方改革で、
有給消化、
残業はなし、
柔軟な働き方、
という方向に世の中シフトしていきている。
確かに、ここ何十年かの間の
世の中の変化はすさまじいものです。
その中で価値観も大きく変わって
きています。
だから、今の若者と昔の若者の
考え方や気質も違ってくるのは
当然なのでしょう。
昔の考え方、今の考え方、
どちらが正しいのかは
わかりません。
それは人それぞれの立場によっても
変わると思います。
例えば、ワークライフバランス
という言葉があります。
この言葉を聞くと、
時短、有給取得というイメージが
どうしても浮かんできます。
働く時間を短くして、
仕事以外のところに時間を費やそう。
という印象が強いです。
でも、考えてみるとこれは
働いている人が嫌々働いている
という前提にたった考え方だと思います。
中には、働くことが生きがいで、
そこに時間を費やすのが楽しい
という人もいるでしょう。
そういう人にとっては、
ワークライフバランスということで
法律により自分の働く時間を
制限されることは、逆に精神的苦痛に
感じるかもしれません。
本来、ワークライフバランスは
人によって、また年齢や生活様式に
よっても違うのだと思います。
だから一律に、規制してしまうこと自体に
少し無理があるのかもしれません。
だから人に併せて選択できることが
大事なのだと思います。
ただそれができれば理想ですが、
実態としては難しいでしょうね。
世の中の現実的な問題として、
長時間労働によって健康被害や
精神的疾患で悩む人が増えている。
法律がないと救われず、
苦しむ人たちがたくさんいる。
それはやはり解決しないといけない
問題だと思います。
だから、人に応じた運用なんてものは
できないので一律同一対応というのは
ある程度は仕方ないことなのでしょう。
結局、こんな感じの話を中心に、
色々な意見が出ました。
そして、この時の打合せで、
最終的に落ちついたのは
こういう結論でした。
世の中が変わってきていることは
受け入れざるを得ない。
その中で人も変わってきているのは
仕方がない。
それは企業を取り巻く環境が刻一刻と
変化するのと同じだと。
環境変化に対応しながら、
企業を運営していくのが経営。
経営者の役割は、その変化に
どう対応していくのかを考えること。
人材育成に関しても同じで、
昔と同じやり方では対応できなくなるのは
仕方がない。
人の変化に合わせて変えていかざるを得ない。
それをこれからどうやるか考えて
行きましょう。
ということになりました。
今の若い人を見ていると、
自分達世代と比較すると、
やさしい人が多いなあと思います。
やさしい
=ハングリーさがない
=ビジネスには向かない
という考え方もあります。
でも、私はやさしさは大きな武器だとも
思います。
やさしさがあるから、
仕事を円滑に進められるところも
たくさんあると思います。
ハングリーさがないなら、
やさしさを活かした経営を考えればいい。
そんな風に思うのです。
昔は、働き手も多く、
その中でしっかり教育しなくても、
貪欲に自分で育っていってくれる人もいた。
今は働き手も減ってきています。
そしてみんながみんな
放っておいても育つわけではない。
少ない働き手、それぞれの能力をいかに
引き出し成長していってもらうのか、
そこを昔以上に考えて行かなければならない
時代なのだと思います。
ひとり一人の個性をしっかり見極めて、
いい部分を伸ばしていく。
そういう人材教育がより求められる。
やはり、人に対するきめ細かいケアが
必要なのだと思います。
忙しい中で、そのケアをいかに
仕組み化して、効率的に進められるか?
そこが重要なのだと思います。
ご参考になれば幸いです。
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
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日曜日は父の日でしたね。
SNSの投稿でも、父の日の
プレゼントをもらいました!
というのが目立ちました。
普段、なかなか親にありがとうの
気持ちを伝える機会というのは
ありません。
だから、父の日とか母の日とかが
あるのっていうのはきっかけとなり
結構いいことだなあと思います。
例え、プレゼントを渡さなくても
やはりこういう日があるということで
何かしら自分の親のことを考える日に
なると思います。
考えてみれば、昔から父親には
お世話になっています。
昔は、当たり前だと思っていた
父親の色々な言動や行為
それが全然当たり前じゃなくて
特別なものだったんだなあと
今はわかるようになりました。
そんなことを昔は考えず、
偉そうな口をきいていた自分が
ちょっと恥ずかしく思います。
自分の父親に改めて
感謝しなければなあという
思いとともに、
自分自身も父親として
息子にいい風に接していきたいなあと
思えた、そんな父の日でした。
お父さんありがとう!
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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