
(2022年11月 法多山尊永寺) 皆様に幸運が訪れますように!!
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心動かす企業経営 vol.386
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<ICT活用だけではヤバイ企業教育>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
最近の学校教育は、
昔とは全く様相が変わってきています。
自分たちが学生の頃は、
先生が教科書と黒板を使って授業をする
というスタイルが普通でした。
でも今は学校の授業のICT化
(情報通信技術の活用)がどんどん
進んでいます。
コロナ禍の影響もあり、
タブレットを使っての授業というのも
やらざるを得なくなったというのも
そういった動きを加速化させている要因の
ひとつなのでしょう。
そんな中、各県でICT活用技術の向上に
向けた取組みが進められています。
愛知県でも教員向けICT研修事業、
あいちクラスルームエバンジェリスト
(ACE)という名前の取組みが
進められているようです。
対象は県立高校と特別支援学校の教員。
高校教員タブレット端末の扱い方という
基本的内容から、ウェブ会議システムを
使った授業の実践など、
学校でのICT活用方法を学ぶ
学んだ教員はその技術を校内外で
活用方法を伝えると言う活動です。
実際、ACEを卒業した先生は
こんな風にICTを活用した授業を
展開しているようです。
授業を事前に動画で撮影し、
ユーチューブで生徒に限定公開する。
動画は、解説、練習、演習に分かれていて
それぞれ10分程度。
これだと、先生が一斉に全員に向けた
授業をするのとは違い、生徒は各自
自分のペースで学習を進められる。
そして、わからない場合には先生に
質問ができるので効率がいい。
理解している動画は早送りできるし
時間の節約にもなる。
だから生徒の勉強スタイルも様々です。
家で勉強したくないので、
学校で動画を見て勉強するという生徒。
また、家で事前に視聴し、早めに全単元を
一通り終える。
そして、学校では大学受験用の演習に
時間をとりたいという生徒。
まだまだ取り組み始めたばかりなので、
成果ははっきり見えていません。
でも生徒の方にも比較的好評のようです。
こんな風に、これからの授業というのは
同じ教室にいても、全く同じ内容を
学習する訳ではない。
こうやって、タブレットなどのIT機器を
活用しながらそれぞれが自分のペースで
学習できる。
個人個人にあわせたきめの細かい学びの場が
これからの子供達には普通に
なっていくのでしょう。
そして、こういう傾向は今後ますます
加速するのは間違いないのだと思います。
そうなると、これは企業の人材教育にも
おおきく影響を及ぼすようになるのでは
ないかと思うのです。
子供たちが学校に通うのは、
義務教育だけで、9年、高校までで12年、
大学なども含めると15年程です。
その間ずっと、学校教育では、
ICTを駆使しながら個人個人に
あわせたきめの細かい学びの場が
提供されるのです。
子供達は、そういった高度な
学習スタイルに慣れ親しんでいく。
また、学習システムの進化に伴い、
これからの学生たちの学習能力レベルも
より上がってくるのではないかと
思うのです。
そんな環境で育ってきた子供たちに
対応するには、企業も今後は教育スタイルを
従来とは変えていかないといけないという
のは自然な流れのように感じます。
彼らは、当然、企業教育でも同じような
ICTを活用した教育スタイルを
望むようになるでしょう。
彼らにとっては、基本的なことは
人に教えてもらうのではなく、
動画やタブレットを使って自分で学ぶ
というのが当たり前。
なので、そういうスタイルを
提供できないと学生から選ばれなく
なってくる可能性もあります。
もちろん、一概にはそうなるとは
言えないかもしれません。
ただ、先回もお話しましたが、
労働人口も減るので、企業はできるだけ
人を使わない省人化を進めていくことが
必要です。
そういう意味でも、
こういったICTを活用した企業教育
というのがひとつの解決策に
なるのではないかと思うのです。
だから、従来のように人がついて、
誰かに一から十まで仕事を教える
というよりは、先ず動画を見て、
基本を一通り学習する。
やれる人はどんどんそうやって
成長していく。
そういう部分を助けるためのツール
としては大いに活用すべきだと思います。
ただ、気をつけなければいけないのは、
ICTを使った教育というのだけに
頼り過ぎてはいけないということです。
なぜなら、根本的に、学校教育と
企業教育は違うところがあると
思うからです。
学校で学ぶことはあくまでも
科目に関する知識が多いでしょう。
当然、クラスメートや先生との関係で
人間関係を学び成長するというのは
あるかと思います。
でもあくまでも主体は知識中心だと思います。
一方、企業教育で大事なのは、
仕事の知識やスキルだけでなく、
人間性を成長させることです。
社会に出て、人を相手に仕事を
進めていくからには、人への対応力
が大事であり、それには人としての成長が
欠かせないと思います。
また、そこが他の企業との重要な差別化
ポイント、特に大手には手が出しにくい
ところになると思うからです。
大企業はその資金力でどんどん
ICT化やDXを使い、効率化を
人材教育の場でも図ってくると
思います。
でも最後の鍵になる人間性の成長と
いう分野については、企業規模が
大きくなればなるほど、手を回しにくい。
その点、中小企業はやりやすい。
それはトップと従業員が近い関係に
あるからです。
働く人たちの人間性の成長を
牽引できるのは、やはり経営者や幹部
なのです。
そういった人たちが率先して、
仕事の中で自ら手本を示しながら
教育していく。
それができるのが中小企業の強みだと
思うからです。
将来、VR技術なども発達して、
人間的な成長を促進させるプログラムが
出てくるかもしれません。
でもやはり私はそこは生身の人間にしか
出来ない本当の付加価値だと思いますし、
そこを否定すると人の存在意義も
なくなってきてしまうような気がします。
色々述べましたが、
つまり、整理するとこういうことです。
時代の流れや少人化と言う意味でも
企業教育にICT技術を取り入れることは
積極的には進めるべき。
ただし、それだけに頼らず、
人がやるべきところは人がやる。
そこが中小企業にとって差別化できる
ところである。
時代はどんどん変わっていきます。
その変化を見ながら、
守るべきところは守る
変えるべきところは変える。
教育のICT化もそのひとつ。
バランスを見ながら自社はどうすべきかを
それぞれ考えて行く必要があると思うのです。
ご参考になれば幸いです
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
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生きていると色んな出来事に
遭遇しますよね。
嬉しい事、楽しい事、
その逆に、悲しい事、苦しいこと。
本当は嬉しい事、楽しい事ばかりが
起こればいいのですが、世の中
なかなかそう上手くはいきません。
ただ、それは一見どんなに幸せそうに
見える人でも同じだと思うのです。
いい事もあれば悪い事もある。
誰だって平等じゃないかと。
普通は、一見、悲しく、辛く、苦しいと
思えるような出来事に遭遇することは
不幸のように感じてしまいます。
でも最近思うのですが、
そういう出来事があるから自分自身が
成長できるのだということです。
嬉しい楽しいことばかりだと、
人って学べないし成長しないと思うのです。
だから、一見嫌だと思う事は、
自分を成長させてくれるための学びの場を
与えてくれているのだと。
そうやって思えると、
多少嫌なことが来ても、
「あっ、これは成長のチャンス!」
「ラッキー!」
と考えられるようになりました。
そう思うと、色々楽しくなりますし、
実際、あまり嫌な事も起こらなくなった
ような気もしています。
また、そうは言いながらも気分が
一瞬落ち込むこともありますが
昔に比べると、比較的いつも
ご機嫌ですごせるようになりました。
また、そうすると色々な物事がいい方向に
ドンドン作用するように思うのです。
どうしてもいやな気分は顔や態度に
出てしまう。
そうすると、それがまた嫌な出来事を
引き寄せてくる。
だから、ご機嫌でいるほうが
絶対に得だと思います。
実際、他人から見ると嫌な出来事のように
思えるかもしれませんが、それを
どう捉えるかはやはり本人次第です。
事故にあってクルマが廃車になった。
その時
「俺は不幸だ!
クルマもあんな風になったし・・・」
思うのか、
それとも
「事故にあってクルマはボロボロになった、
でも、命は助かった。有難い!」
「これからは、スピードを出さず
運転技術を過信しないように気をつけよう!」
と思うのか
以前の私なら完全に前者でした。
でもそれはもったいないことなのです。
おこった事実は今更どう嘆いても
変わらない。
それは自分の学びだと有難く思う方が
絶対に幸せだと思うのです。
私もまだまだ偉そうなことは言えません。
もっともっとどんなことでも
受け止められる器を磨けるように
修行していきたいと思っています。
でも今回は、自分が段々そうやって
思えるようになってきたきっかけを
与えてくれた色々な出来事や人に
先ずは感謝したいと思います。
「ありがとうございます!」
「これからも
上機嫌で生きていきます!」
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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