(2015年9月 長野八ヶ岳)
皆様に来運が訪れますように!!
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心動かす企業経営 vol.355
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<中小企業にこそ有利な働く人の条件?>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
「働く人が、仕事選びで重視すること」
それは何でしょうか?
経営者としては、会社経営を進める上で
「働く人が仕事で重視すること」
を知っておくというのは
とても大事なことですよね。
因みに、ネットで検索すると、
こんな風に色々な答えが出てきます。
給料・賞与、
自分がやりたい仕事である、
仕事へのやりがい、
残業時間の長短、
企業の安定性・成長性、
教育制度、
福利厚生、
職場の雰囲気
などなど
皆さんの会社ではいかがでしょうか?
十分にこれらの条件に応えられている
というのであればいいですが、
普通はなかなかそうはいきませんよね。
一般的には、
給料や福利厚生などの金銭的な条件、
祝日の多さなど、やはり大企業のほうが
中小企業より有利な条件を出せるところが
多いというのは否定できないでしょう。
また、実態として、
働く側もどうしても中小企業よりも
大企業を選ぶという傾向はあるでしょう。
こんな風に、条件的には
一般的に不利なのが中小企業です。
でもそんな中でも、
大企業よりも中小企業のほうが有利
=条件を整えやすい
のではないかと思えることが
ひとつあります。
しかも、それはどんな労働条件よりも
一番大切ではないかと思うものです。
どんなに自分の望む仕事ができても
どんなに給料が良くても
どんなに福利厚生がよくても
どんなに祝日が多くても
どんなに企業が安定していたとしても
どんなに教育制度が充実していても
これが無ければ上手くいかない
という条件
何だと思いますか?
それは、
「どんな人と仕事をするのか」
です。
仕事の内容より
「どんな人と仕事をするか」
いわゆる
「人間関係の良さ」
というものです。
これが私は働く人にとって一番重要
なのではないかと思っています。
いくら給料が良くても、休みが多くても、
人間関係が最悪で、毎日ストレスを
ためながら働くのって誰だって嫌ですよね。
1か月くらいなら我慢できるかもしれません。
でも、それが何年も続くと
耐えられないでしょうし
能力も発揮できないでしょう。
そういう意味で、
「良好な人間関係のある職場づくり」
というのは、何よりも大切ではないかと
思うのです。
そして
その「人間関係を良好にする」ということに
取組むのは、中小企業のほうが大企業より
圧倒的にやり易いと思うのです。
それはなぜ?か
それを今から説明したいと思います。
先ず、大企業です。
大企業はその名の通り沢山の他人がいます。
数百人、何千人、何万人
例えば、私がいたトヨタには、
ひとつの部署が50人、多いと100人
という規模の人員を抱えています。
そういう部署がトヨタの場合だと
200くらいあります。
要は中小企業が一つの会社の中に
200くらいも存在しているわけです。
そしてそこにはそれぞれ部長がいて、
さらにその下には沢山の管理職がいます。
何千、何万というたくさんの従業員を、
1人の経営者が管理することはできません。
必然的に各部のトップである部長に、
運営は任されることになります。
しかも、その部長もずっと同じ部に
いるわけではありません。
長くて3年くらい、短いと1年以下
という人もいます。
その部長さんもサラリーマンですので、
組織としての目に見える成果を
その短期間で出さなくてはいけません。
ですので、人間関係を向上させる
取り組みというのは、どうしても後回しに
なりがちになるのは想像に
たやすいでしょう。
そこは大人だから上手くやってくれ
と言う部分もあるかと思います。
ただ、断っておきますが、
実際、別に大企業の人間関係が悪いかと
言えば、そうではありません。
どうしても沢山従業員がいると、
中にはメンタル問題やパワハラ問題も
発生します。
でもそういうのはごく一部で、
学ぶべき素晴らしい方も多いです。
ただ、会社組織として、
上記のような理由から、
人間関係の向上を重視した経営を進めるのが
どうしても難しくならざるを得ない
という事を言っているのです。
一方、中小企業のケースを
考えてみましょう。
中小企業だと、大企業の様に何千人、
何万人という従業員がいる訳では
ありません。
大きめなところだと100名を超すような
ところもあるでしょうが、
殆どの中小企業は50名以下だと思います。
しかも大企業の部長のように、
トップが短い期間で交代するというのは
まれです。
大抵、一人の経営者は何十年も経営に
携わるのが普通です。
だから、経営者さえその気になれば、
会社を比較的変えやすいと思うのです。
つまり社内の人間関係を向上させる
取り組みを影響力のあるトップの意思で、
時間をかけて対応できるということです。
ただ、ここでひとつ問題だと思う事が
あります。
それは、実際問題として、中小企業で
人間関係を良好にするための取組を
真剣に行っているところって
意外と少ないのではないかということです。
経営者さんの中には、
「うちは人間関係がそれほどギクシャク
していないので敢えてそういう取組を
する必要を感じていない」
とおっしゃられる方もいるかもしれません。
でも、ここで言っているのは、
表面上の人間関係ではなく、もっと
突っ込んだ人間関係です。
本当に、そこで働いている人同士が、
相手のことを思いやり、
助け合うような関係ができている
この人と一緒に働きたい
この人と一緒に働いていると楽しい
この人が困っているなら助けたい
そんな風に思い合えるような
人間関係です。
学校の友達のような、家族のような
見返りがなくてもこの人と一緒だったら
頑張りたいとか、思うような
それくらい大切に思えるような関係づくり
です。
私は、そこまで、深い人間関係の構築を
中小企業はやるべきだと思いますし
中小企業ならやれると思うのです。
こういう決めつけはいけないとは
思いますが、
一般的に中小企業に入社してくる人
というのは、
自分のやりたいことがある
何かを実現したい
という明確なビジョンを持った人って少ない。
どちらかと言うと、
生活のために仕事をしなければいけない
といったほうが多いと思います。
そういう人たちが、その会社で
働いていきたいと思えるのは
居心地の良さというのが大きいのでは
ないかと思うのです。
そして、その居心地の良い職場づくり
をやり易いのは、中小企業だと思うのです。
それは中小企業が大企業にも勝てる
強みとなる部分です。
その強みを活かさない手はありません。
人間関係というのは放っておいても
ある程度は勝手にできるというのは
あるかもしれません。
でも、そこを企業の取組みのひとつとして
進めていくことで
より短期間で強い人間関係の形成が
できるのではないかと思うのです。
毎日、大きな声で相手の目を見て
笑いながら挨拶を始める
そんな小さなことでも構いません。
そういう簡単にできる取組みを
いくつか続けてやるだけでも雰囲気は
変わるのではないかと思うのです。
ただ、中途半端にやるのでは成果は出ません。
やるなら、経営トップである経営者が
本気になって自分も率先して実践していく
全社方針としてしっかり明言して進める
そんな姿勢が必要だと思います。
そうやって、良好な人間関係のある
企業風土を作っていけば、
そこで働く人というのは
やる気を出して、頑張って働いてくれる
のではないかと思うのです。
これは自分自身も従業員として働いていた
経験からも断言できることです。
同じ仕事をしていても、
上司など一緒にやる人が
変わるだけでモチベーションも
変わってしまう。
人間って単純ですがそういうものです。
「どんな仕事をするか」
ではなく
「どんな人と働くか」
そっちのほうが、何十倍も重要だと
私は思います。
ご参考になれば幸いです。
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
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日曜日に、桃を買いました。
たまたま用事で出かけたところの
そばにある八百屋さんに行ったのです。
見ると、ひと箱15個入で1500円ほどです。
但し、少し傷みありとのこと
最初、買おうかどうか迷っていました。
で、ちょっとそのお店のおばさんに
どんなものか聞いてみたのです。
そうすると、
この桃はすごく甘いよ。でもそれだけ
傷みが早く出ちゃって、だから安い
でも早目に食べるんだったらすごくいいよ
という感じで、無理に売りつけるでもなく
丁寧に優しい口調で教えてくれました。
今年はなんでかわからないけど
桃の値段がすごく高いんだよねということも
おっしゃっていました。
確かに高い。
別のスーパーでみたら
同じ様な量で4千5百円くらいしていました。
結局、じゃあ買ってみるかということで
購入してすぐその晩食べてみました。
そうすると、ここ最近食べた中で
一番おいしい!
こんな美味しい桃を安く購入できたことは
超ラッキーだなあと思いました。
しかし、おいしい桃って本当に
最高ですね。
みずみずしくて何とも言えない甘さ
本当感動の味です。
そして、この桃のことを
教えてくれた親切なおばさんに
大感謝です。
「おばさん、ありがとうございました!」
「おいしい桃最高でした!」
しかし、おいしいものはほんと人を
幸せにしてくれますね。
自然の恵みにも感謝です!
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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