企業の魅力を高める秘訣、それは経営者の『誇り』
- 金本 淳
- 6 日前
- 読了時間: 8分

皆様に幸運が訪れますように!!
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心動かす企業経営 vol.514
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<企業の魅力を高める秘訣、
それは経営者の『誇り』>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
突然ですが、皆さんは
自社の仕事に誇りを持っていますか?
100%自信を持って、
イエスと答えらえるのであれば、
この先は読む必要はありません。
大概の方は、自社の仕事に関しては
何らかの誇りを持っているのだと思います。
だからこそ、
その仕事をやっているのだと思いますから。
でも100%全ての面において
自社の仕事は素晴らしい
と言い切れるか?
と言われると
少し自信がなくなる方もいらっしゃるかも
しれません。
私は、経営者が自社の仕事にどれだけ
誇りを持てるかというのが企業経営にとっては
非常に大切な要素だと思っています。
ということで
今回は経営者が持つ仕事への誇り
について考えてみたいと思います。
先ずは、とある道路の舗装工事を
されている企業の経営相談を
していた時の話を紹介させてください。
以下はその時の社長と私のやり取りです。
私:
「御社の仕事のいい部分
(やりがいや自慢できる部分)は
どこですか?」
社長:
「この仕事のいいところですか?
汚れるし、夏は暑すぎて炎天下で
滅茶苦茶しんどいし、腰は痛めやすいし、
給料もそれほどたくさん
払えるわけでもないし。。。
いいところってあまりないですよ」
私:
「でも、道をつくるってすごく大切な
仕事ですよね。
きれいに整備された道路があるから
自分達は安心してクルマを運転することが
できています。
道に穴が空いてたら事故につながる
可能性がありますし、
また、そもそも道がないとものも
運べないし、どこにも行けない。
舗装の仕事って、人が快適な生活を
送る上で、なくてはならないもの
じゃないですか?
そんな大事な道をつくる仕事なんですから、
素晴らしい仕事じゃないですか?」
社長:
「それはそうかもしれませんが。。。
でもみんなそんな風には
中々思ってくれませんよ」
私:
「でももし、社長がお客さんや取引先の立場
だったらどうでしょう?
あるいは、
御社で働く従業員だとしたどうでしょう?
自分の仕事に対して、
ネガティブに捉えている経営者さんと
仕事をしたいと思いますか?
あるいは、その社長の下で働きたいと
思いますか?
やる気がでますか?」
社長:
「(しばらく考えたのち)
確かにそうですね。
自分が誇りに思っていないと、
良くないですよね。。。
実は、昔は、もっと前向きで
元気で明るい性格だったんですが、
どうもコロナ以降の景気の悪化で
自分自身がネガティブになり
それが従業員の士気にも影響を与えて
いたのかもしれません。。」
自社の商品やサービスを利用してもらうには
世間に自社の商品やサービスの良さを
自信を持って伝えられなければ
なりません。
そして、
自社の従業員に対しては、
自社の仕事の魅力を自信を持って
伝えられなくてはいけません。
経営者が自社の仕事を少しでも
ネガティブに捉えていると、
それだけ従業員のやる気が
下がってしまいます。
世間や従業員に対して
自信を持って自社の魅力を伝えるには、
経営者が自社の仕事に誇りを
持っていなければ難しいでしょう。
だから、
もし皆さんが自社の仕事にネガティブな
イメージを抱いているならば、
それはすぐにやめる必要があります。
経営者がネガティブなイメージを
持っていると、それは知らないうちに
周りに波及するからです。
例え、口にしなくても、
心で思っているだけでも、
そういう気持ちというのは伝わってしまう
ものです。
できるだけネガティブな思いは
排除するようにする。
というか、できれば一切ネガティブな
イメージを持たないのがベストだと
思います。
ただ一方で、そうは言っても、
自分の思考をコントロールするのは
難しい
一度ネガティブなイメージを
持ってしまうと、中々そのイメージを
払しょくするのは簡単ではない
というのも事実です。
ではどうすればいいのでしょうか?
その解決策を少し考えてみましょう!
先ず、ひとつ大事なことは、
自社の仕事の意義を
見つめ直してみるということです。
どんな仕事だって、誰かにとって
必要だから存在しているのです。
必要でない仕事はこの世の中に
存在しません。
先程の道路舗装なら
道路の舗装
=世の中の人全員が使う絶対必要不可欠なもの
一般人に道路の舗装はできません。
それができる仕事・技術は
誇りとしか言いようがありません。
という具合で、
存在意義を改めて考えてみる
のが第一歩だと思います。
それから、次は
「ネガティブに思う部分を
ポジティブに考えてみる」
ということです。
例えばこんな風に
汚れる
⇒汚れるということはそれだけ
一生懸命に働いたという証拠。
つまり、汚れは格好いい、誇り。
重いものを運ぶ
⇒仕事をしながら筋トレができる。
⇒ジムに通わなくても無料で筋力アップ
暑い中で働く
⇒汗をかいてやせられる
⇒働いた後のビールがうまい、食事もうまい
半分、強引でふざけているという風にも
思われるかもしれません。
でも、ふざけるくらいの遊び心で
一見ネガティブなものを楽しく
捉えてしまうのがいいと思うのです。
物事は捉え方次第です。
どうせしんどい仕事ならそのしんどさを
楽しくとらえたほうが精神的にも
肉体的にも楽になるはずだからです。
経営者がそうやって先ずは自らが
ポジティブに捉え、
そして
「皆でキツイ仕事も楽しみながら一緒に
取組もう!」
というノリで引っ張る。
そういう気持ちを持って
常に従業員と接していけば
少しずつみんなの捉え方も変わってくるのでは
ないでしょうか?
最初からうまくはいかないかもしれません。
でも誇りは伝播する力を持っています。
ましてや社内で一番影響力のある経営者の場合、
その伝播する力も誰よりも強い。
経営者がそういう前向きに仕事の誇りを
示していくと、いつか必ず従業員みんなに
伝わっていくはずです。
ということで、今回は
経営者の仕事に対する誇り
について考えてみましたが
いかがでしょうか?
世の中の元気な企業を見てみると、
その経営者は例外なく人一倍自社の仕事に
誇りを持っている人たちばかりだと感じます。
誇りは目には見えませんが
人に伝播する強い力を持っています。
誇りがなければ、
お客さんも従業員もついて来ません。
魅力的な企業になるための第一歩
それは経営者がどれだけ強い誇りを
持てるかなのではないでしょうか?
ご参考になれば幸いです。
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
だからこの場を借りて少し...
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先日、テレビで再配達の問題が
取り上げられていました。
私たちが普段気軽に利用している
ネット通販、
家でクリックするだけで
早い時には翌日にはもう荷物が届いている
というとても便利なものです。
ただ、その便利さの裏側には
宅配業者の人たちの
大変なご苦労があることを改めて感じました。
中でも驚いたのが、再配達が
1割以上もあることです。
中にはやむを得ない理由も
あったりするのですが
家にいるのにメークしていないから出ない
など理不尽な理由があるのはやはり
問題だと思いました。
しかも再配達しても宅配業者には
お金は入らない。
それに再配達するとそれだけ燃料代も
かかり、CO2も排出される。
ただでさえ、ドライバー不足で
今のしくみが破綻しかねないという
状況になりつつあります。
さすがに少しみんなで意識を変えなければ
いけないなと強く感じました。
また、個人的には何でもかんでも
注文するのは控えようとも思いました。
そして、今回何よりも感じたのは
宅配業者さんに感謝しなければ
いけないなということです。
普段、荷物がすぐに届くのが当たり前の
ように感じていましたが、
荷物を届くのは当たり前ではなく
ドライバーさんの大変な働きがあってこそ
なのだというのを痛感しました。
ドライバーさん、本当に感謝です。
ありがとうございます!
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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