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フェリーゼス 金本淳

人の責任にすると損をする


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 心動かす企業経営 vol. 5 ===================

人の責任にすると損をする

おはようございます。

フェリーゼス経営支援事務所の

金本淳(かねもとあつし)です。

本日もよろしくお願いします。

突然ですが、

あなたは何か良くないことが起こったり、

失敗したりした時、

人のせいにすることはありませんか?

私は、

今でこそかなり改善されたと思いますが、

昔はよく人のせいにしてました。

振り返ってみると、

子どもの頃からそういう傾向は

あったような気がします。

学校に忘れ物をすると、

「お母さんがちゃんと

用意してくれなかったからだ!」

ドッチボールで

自分のチームが勝てなかったのは

「下手なA君がいたからだ!」

「あの行きたくない部署に異動になったのは、

Bさんのせいだ!」

「中小企業診断士の試験に合格できないのは、

会社のせいだ!」(仕事が忙しいから)

「自分がこんなつらい病気で

苦しまなければならならいのは、

母親が自分をこんな体に産んだからだ!」

などなど、

恥ずかしながら考えれば、どんどん出てきます。

これって今考えると、

人のせいにしておけば

楽だからなんでしょうね。

一番安易な道に逃げている

ということでしょうか。

でもよくよく考えると、

『人のせいにしているだけでは、

何もかわらない』

というのも事実だなあと。

気持ちは、人のせいにすることで

少しは楽になるかもしれませんが、

根本的に起こった問題は

解決するわけではないですもんね。

『人のせいにしてハイ終わり!』

そこで思考がストップ。

これって逆に考えれば

もったいないことだなあと思います。

「何がもったいないって?」

それは、その出来事を、

もし自分事としてとらえ、

「どうすれば、その起こった問題を解決、

あるいは好転させられるか?」

って考えれば、

それは自分の成長の機会にも

繋がるのではと思えるからです。

せっかくの成長のチャンスを

人のせいにしてるだけで無駄にしている。

例えば、

忘れ物のケースでは、

「忘れものをしないようには

どうすればいいんだろう?」

って考えて、

『毎日、家に帰ったら

すぐお母さんに連絡帳を見せる』

という決まりをつくる

ドッチボールのケースでは、

「A君がいても

どうやったら勝てるだろうか?」

と思考を変え

「A君の周りをみんなで

ガードしてあげればいいんだ!」

とか勝てる戦略を考える。

行きたくない部署に異動になった時には、

「この部署で自分が楽しくやるには

どうすればいいんだろう?」と考え

『新しい仕事で関わる人たちと、楽しく

仕事をやれる関係性を構築するために、

積極的に出かけ話をするようにする』

とか。

中小企業診断士の試験のケースでは

「どうやったら

来年は合格できるだろうか?」

と思考を切換え

『試験に落ちた原因を分析して、

対策を考える。』

『正解者の再現答案を研究する』

とか。

病気のケースで言うと

「どうすればこの病気が

少しでもよくなるか?」

と思考を切換え、

『食事に気をつける。』

『免疫機能を復活させるために

毎日3キロのジョギングを継続する。』

などなど

考えれば色々できたることがあるはず。

私自身、

こういうことに気づいたのが

40代になってからでした。

今振り返ると

自分は他責にしていたことで

色々損をしていたと思います。

つまり成長や改善の機会を

自ら放棄していたと言えます。

ホントもったいない。

みなさんはそんなことは

ないと思います。

でも私の関わっている企業でも

たまに経営者の方からこういう話、

というか愚痴を聞いたりします。

「もうちょっと幹部が

しっかりしてくれたらなあ」

「△△さんには何度も言ってるんだけど、

全然改善しない!」

とか。

この時の経営者さんの頭の中は、

完全に原因は相手のせいになっています。

こんな時、私は

「普段、社長から

何か働きかけされてますか?」

と聞きます。

そうすると

「もちろん、やってますよ。

『しっかりしてくれよ』

『ちゃんとこういう風にやってくれよ!』

といつも言ってます。」

「では、例えば、幹部がしっかりするには

具体的に、

どういう状態になっていればいいのか?

説明されていますか?」

と聞くと

「そこまではやってないし、

そんなの言わなくてもわかるでしょ?

子供じゃないんだから」

みたいなこともあります。

でも、どうですか?

経営者の期待と従業員の方の期待に対する

認識のズレがあると

いつまでたっても問題は解消しませんよね。

だから、

少なくとも期待していることの認識は

双方で合わせないといけません。

そしてあとは言い方です。

ただ、単に、

「お前はマネージャーなんだから

もっとしっかりしてくれよ!」

と伝えても、本人はどこを

どう直せばいいのかわかりません。

最悪の場合、

「やってるよ。うるせえな」

と反発を生むだけの可能性もあります。

そうならないためにも、例えば、

「○○さんが、いつもしっかり部下に

仕事を教えてくれるので、

みんなの作業の上達が早くて

とても感謝しています。ありがとう。」

「ところでこの前のD社さんからの

クレームの件なんだけど、

私もきっちりチェックできてなくって

申し訳なかったです。」

「でも今後同じような問題が

起こらないようにするには

どうしたらいいか、

考えたいんですよ。」

「私も考えてみますが、

○○さん一度考えてみてください。

そして明後日の午後一で相談しましょう。」

「○○さんには期待してますので

よろしくお願いします。」

みたいな感じならどうですか?

期待しているレベルや

どうなればいいのかが明確になっており、

しかも相手のせいにして、一方的に何とかしろ

という態度でもないので、

相手からしても受け入れやすいと

思いませんか?

『自分事として考え、

そして、問題を解決するには

どうすればいいか?』

『相手がいるなら、

自分がどう動けば

相手も気持ちよく動いてくれるか?』

そんなことを少し意識するだけで、

自分自身の成長にも繋がるし、

また他人を育てることにも

なるような気がします。

また人間関係も

うまくいくようになるのではと思います。

あなたはどうですか?

またあなたの会社ではどうでしょうか?

『従業員同士が、

責任のなすりつけをしている。』

『従業員は、経営者のせいにして

経営者は従業員のせいにしている』

そして

『問題が中々解決しない。』

なんてことがもしあるなら、

自責で物事を考えることを

先ずは自分からやってみても

いいかもしれません。

そしてこういう考えができるような人が

たくさん増えれば、

自ら考える強い会社になれるような気が

するのは、私だけでしょうか?

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