(2019年7月 瀬戸大橋)
皆様に幸運が訪れますように!!
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心動かす企業経営 vol.318
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<コンカフェの世界観にビックリ>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
皆さん、「コンカフェ」って
知っていますか?
例えば、
精霊や英国貴族、巫女姿などの店員が
接客する。
そういった様々な世界観で飲食を
楽しむことができる。
それがコンセプトカフェだそうです。
2000年頃に大流行したメイド喫茶から
派生したようなお店ですね。
一部、違法な客引きやぼったくり等が
ある店もあるようですが、
組合を作り優良店認定制度を設け
きちんと営業されているお店も
沢山あるそうです。
今回はそういった優良なコンカフェに
ついて言っているのだと考えてください。
そのコンセプトカフェが
2021年頃から名古屋大須観音周辺で
急増しているそうです。
コロナ禍で増えた空き店舗に
入居するところが多いとのこと。
その数60店以上。
ちなみに秋葉原には
200店以上あるそうです。
タピオカブームに次ぐ大流行?
と一部では言われているそうです。
なぜ、このコロナ禍でもこれだけ
成長しているんでしょうかね?
ちなみにお店はこんな感じだそうです。
例えば、中日新聞に記載されていた
「レイノセレステ」というコンカフェ。
ここは、
店は「水の国」、
店員は「精霊」で
「迷い人」の客をもてなす
というコンセプト。
店内は水色の壁、白と水色の衣装を着た
店員がお客をもてなす。
ドリンクやスイーツも当然水の国を
イメージした色のものが多い。
綿あめが乗っている水色の炭酸水に、
店員が
「しずくをかけていきます!」
とシロップをかけてくれる
とのことです。
他にどんなのがあるかと調べてみると、
どんどん色々なものが出てきます。
「チアダンス」
「ヴァンパイア」
「全宇宙魔法使い」
「永遠に幸せな夢を見れる眠れる森」
「すっぴんメイク」
「男子高校生風」
「男装」
「アニプラ(プラモデルがつくれる)」
などなど
まあ本当に驚くくらい色々なコンセプトを
持つコンカフェがあるようです。
オタク文化に詳しいニッセイ基礎研究所の
広瀬涼研究員さんによると、
「非日常感やエンターテイメント性に
高揚感を得られるのが特徴で、
客の嗜好ごとにニーズを満たしている」
とのこと。
全く興味がない人にとっては、
「へーっ!」
って感じですが、これだけたくさんの
お店が増えているということは
確かにニーズがあるからなんでしょうね。
普段の日常生活では得られない感覚、
その感覚に自分の嗜好がマッチしていると、
ついつい行きたくなる。
そんな感じなんでしょうかね。
私なんかは、あまりそういうのに
興味がないからダメですが、
自分の好きな世界観にマッチすると
はまってしまうんでしょうね。
特に若い人なんかはそういう新しいものを
抵抗なく柔軟に受け入れられる
というのがあるのかもしれません。
中には興味本位で一度行ってみよう
というのがあるかもしれません。
でも、これだけお店が増えるというのは、
それだけその世界観に共感する熱狂的な
ファンがいるという証拠です。
当然、それぞれのお店のコンセプトに
みんながみんなハマる訳ではない。
でも、百人に1人、
あるいは千人に1人でも
その世界観に合致する人が
来てくれればそれで商売としては
十分に成立する。
そういうものなんでしょう。
そういったコンセプトカフェが
お客を引き寄せられるのは、
やはりその名の通り、
「コンセプト」
なんだと思います。
どれだけ独自のコンセプト、世界観を
追求できるかによって、
お店の成否が左右される。
そして、
その世界観が尖がっていればいるほど、
よその店との違いが明確になり、
数は少ないかもしれないが、
熱狂的なファンに選ばれやすくなる。
コンカフェというのは、
我々からすると一見、別世界のことの
ようにも思えてしまいます。
また、コンカフェが世界観を追求する
というのは、一見、コンカフェだから
ということで、他の企業やお店には
関係ないことのようにも思います。
ただ、このコンセプト=世界観、
これは何もコンカフェに限ったことでは
ないと思います。
これは、どんな業種、業態でもとっても
大事なものだと私は思います。
例えば、部品メーカーなどの製造業には
一見コンセプトは関係ないと思われるかも
しれません。
確かに取引先から指定されたものを作る
という意味では、製品自体にコンセプトを
持たせることは難しいのかもしれません。
でも、造り方を工夫することで
コスト低減を提案する
それが得意な企業であれば、
そういう世界観を顧客である企業に
知ってもらえるようなコンセプトづくりと
訴求方法を考えていくことができます。
また、他社が加工できないような精度を
出すことができる企業であれば、
その部分のコンセプトを前面に出して
訴求することができます。
他に、設計変更に迅速に対応できる技術を
持っている、
従業員の対応がすばらしく早く丁寧
など、
そういったものも、その企業のことを表す
世界観になり得るのです。
コンセプトを強く出しすぎるほど、
顧客が絞られてきてしまい、
逆にお客さんを逃してしまう可能性が
あるのではないか?
と心配されるかもしれません。
確かにコンセプトを極端に絞りすぎて
全くニーズがないものをコンセプトに
してしまうと成立しないかもしれません。
かなり極端な例ですが、
例えば、日本でブルンジ人が集うお店
というのをやっても成立しないでしょう。
(ブルンジはアフリカの国です。
18年データですが、日本に住む
ブルンジ人は6人のようです)
でも、言いたいのはそういうことでは
ありませせん。
例えば、自分達が風邪をひいた時に、
飲む薬を考えてみましょう。
何でも効きますという薬と風邪薬、
どちらを選びますか?
絶対、風邪薬を選びますよね。
また、もっと言うと、その風邪の症状、
例えば、鼻水と熱がひどかったら、
それに効く薬を選ぶと思うのです。
このように適切にコンセプトが
絞られていると、お客様から
選ばれるのです。
逆に言うと、コンセプとが明確でないと、
他との違いがわからず選ばれない
ということだと思います。
ということで、今回、
コンセプトカフェの事例から、
「コンセプトを絞る
=独自の世界観をつくる」
ということを考えてみましたが
いかがでしたでしょうか?
コンセプトづくりというものがいかに
なされているのかを体感するために、
一度コンカフェというのに行ってみるのも
面白いかもしれませんね。
私も機会があれば一度行ってみたいなあと
思います。
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
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この前、コストコに行った時のことです。
レジで対応してくれた方が
とても感じが良かったのです。
先ず、
すごく笑顔で対応してくれたこと
そして、購入した商品を
コストコバッグに入れてくれたのですが、
そこに色々ものを私が入れてしまっており
入れにくいかと思いました。
そこで
「中のもの出してもらっても大丈夫ですよ」
と私が言うと、
「かえって荷物入っている方が、
安定するので大丈夫ですよ」
「もし、気になるようでしたら、
念のため後で見てみてください」
と丁寧に気持ちよく言ってくださったこと
そしてあと一つ、
貯まってるであろうリワードと呼ばれる
ポイントを使いたい旨を伝えると
精算前にチェックしてくださりました。
でも私は家族会員で、それだとどうも
使えないようですね。
その時も、すごく申し訳なさそうに
してくださりました。
なかなか言葉ではうまく伝えられないの
ですが、終始感じの良い対応だったので
とっても気持ちが良かったのです。
そのレジの方は別に何か他の人とは
全然違う特別なサービスをしてくれた
訳ではありません。
ただ、終始笑顔で、そして、こちらの
気持ちに寄り添うような受け答えを
してくれただけなのです。
ちょっとしたことなのですが、
人ってそういうほんのちょっとした態度の
違いですごく気持ちよくなれるもの
なのだなあということを、
その店員さんに教えてもらったような
気がしたのでした。
私の心を気持ちよくさせていただいたこと
そして
そういう学びを与えてくれたことに
感謝です。
「ありがとうございました!」
こういうことは、心がけだけあれば
無料でできることです。
私自身もこれからその店員さんを
見習って、笑顔で、相手の気持ちよく
なるような対応ができるように
いつも心がけていきたいなと
強く思いました。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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