くだらない遊び心で企業が活性化
- 金本 淳
- 2022年10月18日
- 読了時間: 9分

(2022年8月 清水寺)
皆様に幸運が訪れますように!!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
心動かす企業経営 vol.376
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<くだらない遊び心で企業が活性化>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
先日、くだらないものグランプリ
というのがありました。
思わずクスッと笑ってしまうような
くだらないものをつくり、
技術とものづくりの魅力を伝える。
コロナ禍の2020年に
「技術を通して元気を届けよう!」
ということで始まり、
今年は第3回目だそうです。
会場から商品プレゼンをライブ配信して、
視聴者が一番くだらないと思った作品に
投票するというシステム。
東海地方や大阪、東京、富山などから
21社がエントリー。
私の知り合いの経営者さんの会社も
参加されていました。
優勝したのは、富山の企業、
フジタさんの作品
「LOVE LOVEメリケンサック」
というものでした。
メリケンサックは拳にはめて使う金属製の
武器ですが、それに強力な磁石が
埋め込まれています。
2つのメリケンサックが近づくと、
強力な磁力で引き寄せられてしまうため、
装着した二人が、否が応にも指と指とを
一本ずつしっかり絡む恋人つなぎで
手をつないでしまうというシロモノ。
このほかにも見ていると、
まあ、ほんとこれでもかというくらい、
選りすぐりのくだらないものがありました。
作品を紹介するプレゼンも
皆さん工夫されており、なかなか楽しい
イベントだなあと思いました。
(↓ご興味ある方は、動画が見れます)
https://peraichi.com/landing_pages/view/34cx4/
こういうくだらないものを、
いい歳した大人が、真面目につくる
ということ、
そこに私はすごく意義がある
と思います。
こんなイベントに参加して、
くだらない作品をつくっても、
本業に直接貢献する訳ではありません。
時間の無駄だと言ってしまえば
それでおしまいです。
でも、こういうくだらない遊び心が、
会社経営にジワジワとプラスの効果を
もたらすのではないかと思うのです。
ひとつは企業の雰囲気づくりや
人間関係づくりへの効果です。
どうやったら人を笑わせることができるか?
ということを考える時って、
ワクワクすると思うのです。
これはどうだ、あれはどうだ、
とみんなで意見を出し合いながら、
ひとつのものをつくりあげる。
そして、
今度はその作ったものをどんな風に
説明すれば、爆笑を引き起こすことが
できるのか考える。
目的はたったひとつ、
人を思いっ切り笑顔にさせること。
人を笑わせることを考えるのに、
しかめっ面でやれる人はいないでしょう。
どうしても楽しいことを考えるので
みんなが笑顔になります。
みんが笑顔だから楽しい。
楽しいからまたみんなが笑顔になる。
どんどん楽しいループが
広がっていくと思うんです。
こういう楽しい環境にいると
人は幸せになれます。
みんなが幸せな気持ちだと
人に優しくできる余裕も生まれます。
優しくできるから人と人との関係性も
良くなります。
また、くだらないことを真面目に
一緒にやると、なぜか仲間意識が強くなり
結束力も高まります。
学生時代などに、くだらないことを
一緒にやっていた仲間との結束力が
強いのと似たところがあるのでしょう。
こんな風にくだらない楽しい環境の中に
いると、いいことづくしなのです。
また、もうひとつは、
仕事へのモチベーションアップ効果です。
世の中には、仕事が面白いと思う人と、
仕事はつまらないと
思う人がいると思います。
仕事が面白い人は別にいいと思います。
でも問題なのは仕事をつまらないと
思う人です。
そういう人も本当は仕事を面白いと
思ってもらうのが、本来ならベストです。
仕事をつまらないと思っている人でも、
働く環境が変われば、仕事が楽しくなる
と思うのです。
自分自身でも経験がありますが、
仕事自体は同じ内容でも、
一緒に仕事をする人たちによって
楽しさややる気が
大きく変わってくるものです。
周りが楽しいメンバーばかりだと
楽しく仕事を進める事ができます。
一方、周りにネガティブな人たちが
多いと一気にやる気が落ちてしまいます。
こういうくだらないものを一緒につくると
絶対みんなが笑顔になるというのは
先程お話した通りです。
笑顔があふれるだけで、人のやる気を
高める事ができると思うのです。
それから3つ目の効果は、
仕事そのものの醍醐味を知る
ということです。
くだらないものを作って、
それをプレゼンするという経験は、
本来の仕事そのものだと思うのです。
本来の仕事はワクワクして楽しいものだ
ということを疑似体験していると
言えるのではないかと思います。
それを証拠にグランプリに出ている
人たちの表情は皆さん笑顔いっぱいで、
そこからはワクワク感があふれていました。
どんなものでも、一番最初は
遊びや興味からスタートしているハズです。
こんなものがあったらいいだろうな、
楽しいだろうなあ、
素晴らしいだろうなあ
という人間の好奇心。
それを実際に商品やサービスとして
つくりあげる。
そしてその作ったもの世の中に宣伝して売る。
くだらないものを作って、
それをどうしたら効果的に伝えられるか
というのを考えるのと、
これは同じプロセスだと思うのです。
世の中に今存在するどんな商品
どんなサービスも、必ず誰かや何かの
役に立つために存在している。
当たり前ですが、必要とされているから
商売として成り立っています。
ただ、残念なのは、
ほとんどの商品やサービスは、
もう既に出来上がったものに
なってしまっている。
従業員の人が、会社に入社してきた時には、
ものとして、あるいはサービスとして
完成したものとなってしまっている。
多少そこから改良したりして
新しいものを作り出すという余地は
あるとは思います。
でも世の中にない商品やサービスを
一から開発してどんどん成長していく
企業と比べると、ワクワク感を感じる
度合いは大きく減少せざるを得ないと
思います。
つまり、殆どの人は、
新しい商品やサービスそのものを生み、
それを世間に広げていくという
最もワクワクする過程に
直接関わる機会がない。
例えば、私が働いていた時のトヨタでも、
クルマというものは既に世の中に
当たり前に普及しているものでした。
だから創業者の豊田喜一郎氏が昔、
自分達でクルマという画期的な製品を
開発しようとした時の情熱と比べると
どうしてもそのパワーは半減せざるを
得ないのです。
新しい商品やサービスを生み出し、
いけいけドンドンで成長していく
新興企業でないとそういう経験って
することが難しいのだと思います。
もちろん実際の商品やサービス開発を
経験できればいいのですが、みんながみんな
そういう経験はできる訳ではありません。
でも、ちょっとした遊び心を通して
その醍醐味を少し違う形で体験する
ということはできると思うのです。
ということで、
今回はくだらないものグランプリから、
くだらないことを本気でやる
そういう遊び心の大切さみたいなものを
考えてみました。
確かに、一見ムダな時間を費やしている
ように思えるかもしれません。
でもそこには必ず時間を費やす以上の
プラスの効果が色々あると思うのです。
仕事を真面目にやるということは
もちろん大切ですが、時にはちょっとした
スパイス的に、遊び心を入れてみると
企業の活性化につながるのではないかと
思います。
ご参考になれば幸いです
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
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私の通っているスポーツジムの目の前に
小学校があります。
先日、そこで運動会が開催されていました。
見た感じ結構大人の方の参加率が高いので
地域の運動会か、もしくは企業さんの
運動会かもしれません。
ここ数年はコロナで運動会も中止の
ところが多かったですよね。
私の息子も小学校5,6年生の時は、
学校の運動会は中止や規模縮小に
なっていました。
また、毎年開催されていた地域の運動会も
中止のまま中学生になってしまいました。
私は運動会を見るのが結構好きです。
運動会ってみんなが頑張って
いますよね。
その頑張っている姿って
何か感動するんですよね。
個人の競技もそうだし、団体のものも
みんなが一緒に頑張っている。
それを見ていると感動と元気を
もらえるからだと思うんです。
そんな運動会、
昔は、場所を朝から取りに行って、
家族で弁当を食べて、
そういうのも意外と楽しいなと
思っていました。
ところが、ここ数年そういう雰囲気を
味わうことがすっかりなくなってしまい
若干寂しいなあと思っていました。
ふとジムの窓から見ると運動会が
開催されている。
その様子を見ていると、
息子の幼稚園から小学校時代、
まだ普通に運動会が
開催されていた時の懐かしさや
思い出、その頃の自分の気持ちなどが
ふとこみあげてきました。
今思うと、どれもいい思い出です。
ということで、
運動会に感謝です。
「色々な思い出をありがとう!」
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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