(2022年5月 長久手杁ヶ池公)
皆様に幸運が訪れますように!!
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心動かす企業経営 vol.341
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<パスタのゲームに経営のヒントあり>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
少し前のことですが、
ご支援させていただいている企業さんで、
ちょっとしたワークショップをしました。
ご存じの方もいるかもしれません。
パスタを使って、テーブル上に
できるだけ高い構造物を造る
というゲーム。
そのゲームを使ったワークショップです。
簡単に説明するとこんな感じです。
4、5人一組のチームにわかれる
使っていい材料はパスタ、テープ、
ひも、はさみ、マシュマロ
制限時間は18分間
完成したパスタの構造物の
一番上にマシュマロを乗せる
一番高い構造物を造ったチームが勝ち
このゲーム単純なのですが
色んな意味で面白い。
当然ながら、それぞれのチームに
よって個性が出ます。
例えば、
仕切る人が現れその人を中心に
作戦を進めるチーム
みんなで何となくこういう風が
いいんじゃないのと意見を出し合い
進めるチーム
作戦にじっくり時間を使ってから
造りだすチーム
何パターンか考えて、それから
順番に試していくチーム
とりあえずやってみるチーム
プランA(チャレンジ案)と
B(リスク回避案)を用意して、
Aができなかった場合にでも
すぐBに切り替えられるようにするチーム
などなど
しかも面白いのは、
人の組み合わせを変えてやると、
また違ったチームの個性がでてきます。
それから、面白いのは、
不思議とそれぞれの人が
何か役割を果たそうとすること
誰かが指示する場合もありますが、
そうでなくても自然とそれぞれが
自分にできることはないかと、
自分の役割を見つけ、そして、
その役割を果たそうと自発的に動きます。
傍観者として見てる人は誰一人として
いないのです。
テープを切る人、ひもを切る人、
パスタを支える人、パスタを組み付ける人、
時間を見る人、
他のチームの様子を偵察する人
などなど
また、ゲームをやっている時の
みんなの表情、それがいいんです。
誰もが表情が和らぎ笑顔になる、
みんなが嬉しそうないい顔をしています。
普段仕事中だとなかなか見せない顔です。
それから、個人としても
仕事をしている時とは少し違う側面が
見えるのも面白いです。
例えば
普段の仕事中だと表情が固い人が
いい笑顔で笑っている
普段、口数が少ない人から意外な
アイデアが出たり活躍したりするなど
こんな風にこのゲームを通して、
普段はなかなか見られない
従業員さんたちの持っている
いい部分が見られることも多いのです。
誰もがこのゲームに勝とうと、
積極的に自分の役割を果たしながら、
力を合わせて頑張る。
しかも楽しそうに取り組んでいる。
こんな風に普段の仕事も取り組んで
もらえるのが理想ではないでしょうか?
ただ、残念なことに
普段、色々な経営者さんや幹部の方と
話していると、こんな声を
聞くことがあります。
「なかなか意見や改善提案が
出てこないので苦労しているんですよ」
「言わないとやってくれない」
というような声です。
でも、そういった企業さんでも、
このゲームをやると色々意見が
必ず出てくる。
実際、やった後に、振り返り
(良かった点、悪かった点、
どうすればよかったのかなど)
を行うのですが、そこでは結構
色々な意見が出てきます。
しかも、2回目はほぼどのチームも
1回目よりいい成績を残します。
これは一体どういうことなのでしょうか?
そのヒントを考えるのには、
このゲームの特徴を見てみれば
いいのではないかと思います。
特徴としては、こういうのが
考えられるのではないかと
思うのです。
何となく面白そう
目的・目標がはっきりしている。
(わかりやすい)
時間が決まっている(8分)
やり方はお任せ(ルールさえ守れば)
など
やることがちょっと変わっていて
何か面白そうでワクワクする
目標がはっきりしているから、
それに向かって自分が何をすれば
良いか考えやすい
しかも、時間が限られているので、
率先して協力しなければゲームに勝てない、
もちろん決まったやり方がわからないので、
自分達で考えるしかない
私は、こういったゲームの特徴を、
仕事にも取り込めればいいのではないかと
思うのです。
試しに普段の自社の仕事に当てはめて
少し考えてみてください。
仕事が面白そうだと思ってもらえる
しかけはあるか?
仕事の目的や目標をはっきり
従業員さんたちは理解しているか?
明確に期限を決めて仕事をして
もらっているか?
考えさせる工夫はしているか?
どうでしょうか?
例えば、最初に仕事を教える時に、
どのような教え方をしているのか?
興味を持つように、面白い
と思えるような工夫をしているか?
やり方(手順)のみを教える
=「これを(この作業)をやってください」
ということだけ伝える
というやり方をしていないか?
やってもらう仕事の重要さ、
自分たちの仕事が最終的にどういう風に
人の役に立つのか、
どんな風に喜んでもらえるのかなど、
具体的に伝えられているか?
そして、いつまでにどこまでといった
期限つきで伝えられているか?
そういう風にしないと、人って、
とりあえず目の前にあるこの作業だけを
やれるだけやればいいとしか思わなく
なるのではないかと思うのです。
つまり、自分ではあまり何も考えずに
ただ言われたことのみをやる
という風になる。
皆さんのところでは、きちんと
やられているのだと思います。
ただ、もし何か心当たりがあれば
少し変えてみてはいかがでしょうか?
人がやりたくなるしかけ
=自分だったらどうすればやりたくなるか
そんな風に考えてみたら
いいのではないでしょうか?
ご参考になれば幸いです。
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
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日曜日に小牧に行く用事があったので
その帰りにメナード美術館というところに
寄ってきました。
普段それほど頻繁に美術館に行くという
訳ではありませんが、
ここのところ、2週続けて美術館巡りです。
先週は高山の光ミュージアムというところに
行ってきました。
絵画っていいですね。
別に詳しい訳でもありませんが、
やはり何か心を動かす力がありますよね。
人が創り出すものって、やはり何か独特の
力があるからなんでしょうね。
個人的には、暗い絵よりも、自分が見ていて
気持ちがいいものが好きです。
今回も2つの美術館を訪問して、
いくつか自分自身が素敵だなあと
思う作品に出逢わせていただけました。
そういうのをたまに見るだけでも
いい目の保養になりますし、
癒されます。
今回、自分に心の栄養を与えてくれた
いくつかの絵画に感謝です。
素敵な気持ちをありがとう!
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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