(2016年11月 インドネシア ジャカルタ)
皆様に幸運が訪れますように!!
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心動かす企業経営 vol.316
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<「学びの共同体」を企業教育で実践>
おはようございます。
フェリーゼス経営支援事務所の
金本淳(かねもとあつし)です。
最近、全国の小中学校で新しい授業の
スタイルが広がりつつあるようです。
そのやり方を見ると、小中学校だけでなく
企業でも使えそうな学習方法ではないか
と思うのです。
一般的に私たちが抱く学校の授業というのは
こんな感じかと思います。
全員が黒板に向かう一斉授業。
つまり、先生が、教壇に立って教える、
生徒はそれを聞いて理解する、
という授業。
たまに先生が直接生徒に質問したり、
分かる人に手を挙げさせて答えさせる
というのもあるかと思います。
ただ、どちらかと言うと、
先生が生徒に教えるという一方通行に
なりがちのスタイル、
生徒からすると受け身的な授業スタイル
だと思います。
ただ、どうしても理解力には個人差が
あります。
だから、そういうスタイルの授業では、
理解できない生徒が必ず出てきて、
取り残されてしまうという問題が
発生します。
一旦わからなくなると、わからないことが
どんどん積み重なっていき、
授業を聞いていても
全く理解できなくなってしまいます。
そうなると、その生徒は、つまらないので、
次第に授業を聞く気持ちさえ
なくなってきてしまいます。
先生もカリキュラムがあるので、
ある程度決められたる期間で
授業を終えなければなりません。
そのため、一人一人の生徒をケアしながら
授業を進めるのは非常に難しいでしょう。
結果として、理解できていない生徒が
いたとしてもある程度割り切って
授業を進めざるを得ない
ということになってしまいます。
一方、冒頭でお話しした
最近広がりつつある授業というのは
こんな感じです。
全員が一斉に黒板に向かうのではなく、
生徒同士が聴きあって課題に取り組む
学習スタイルです。
「学びの共同体」
と呼ばれるそうです。
例えば数学だとこんな感じです。
最初に先生が、問題の解き方を教える。
次に課題のプリントを配る。
生徒は男女混合の3、4人のグループに
分かれ机を向かい合わせにして問題を解く。
「うーん」
と首をかしげる生徒には、
問題を解けた生徒が
「困ったことある?」
と声をかけ教える。
そして最後に全員で答え合わせをする。
それができたら、今度は
「ジャンプ問題」
という教科書レベルより少し難易度の高い
課題に挑戦させる。
生徒は、皆で話し合いしながら、
課題に取り組みます。
一方、先生は様子を見回って必要に応じ
ヒントを出したりする。
そうやって、皆で協力して全員が
理解できるようにする。
わからない生徒が理解できるように
なるだけでなく、教える生徒も
教えることでさらに理解度があがり、
教える能力も身に着く。
このやり方を導入した当初は、
わからなくても尋ねられず、
わかったフリをする生徒も多いそうです。
なかなか異性とうまく関われない
という生徒もいるし、
恥ずかしいと思う気持ちも
あるからだそうです。
でも継続して取り組むうちに、生徒も慣れ、
そして聴きあう良さが伝わり、
孤立する子供が少なくなってくるとのこと。
実際、このやり方を導入してから
生徒の授業に対する定着度が
あがっているそうです。
また、「授業が遅れるのではないか?」
という心配もありましたが、
そういうことも全くないそうです。
さらにいいのは、
先生にもいい変化が現れてきていること。
課題を考えるのは少し大変ですが、
教科書に沿って指導するだけの
従来のやり方よりやりがいを感じる先生が
増えたとのことです。
まあ先生の負荷が今問題になっているので、
そこは良い事ばかりと一概に言えない
ところはあるかと思います。
ただ、私は個人的にはこういうやり方には
非常に共感を覚えます。
学習レベルが向上するだけでなく、
生徒同士がみんなで話し合って
課題を解決するという取組みを通じて、
学ぶことの楽しさを知る子供たちが
増えると思います。
また、そういった学びの体験が
その後の生徒たちの人生で、すごく
活きてくるのではないかと思うのです。
今、企業の経営者さんとお話しすると、
こんな声をよく聞きます。
打ち合わせをやってもなかなか発言が
出ない
従業員が上手く後輩などに
教えることができない
言われたことしかやらない
などなど。
色々な原因はあるかと思います。
ただ、大きいのはこういう原因なのかと。
私を含め、一般的に多くの日本人は
受け身の学習しかしてこなかったので、
自分から発信するのが苦手。
また、自分一人で問題を解くことが
多いため、人と一緒に何かを解決する
というのにも慣れていない。
教えるにもどうやって教えれば
いいかわからない。
普通に会話することは当然できますが、
複数人で何かを解決するための
コミュニケーションの能力、
人にわかりやすく伝える能力
についてはどうしても弱いのではないかと
思うのです。
そして、子供の時に学校の勉強について
いけなくなったことで、
学ぶということに対して抵抗感が
植え付けられてしまっている人も
多いのではないでしょうか?
教育とか研修とか聞くと
無意識に拒否反応を示してしまう。
そういった意味で、
「学びの共同体」
という授業スタイルが定着すれば、
今後、日本の働く人の能力が
向上していくのではないかと思うのです。
ただ、問題は今ですよね。
多くの企業でも人材教育に
取り組まれています。
ただ、なかなかうまく人材が育たず
苦労されている企業が多いのも事実です。
上手くいっていないのは、
やはり教育のやり方が、旧来的な
受け身の学習で、知識を教える
というやり方が中心だからかもしれません。
自社で勉強会を開催するにしても、
セミナーなどで勉強させるにしても、
やはりやらされ感が
先ず来てしまうのかもしれません。
もちろん、そういった学習方法も
大事だと思います。
ただ、そういう学習は、
本人が学びたいという意欲、
学ぶ楽しさを知ってからでないと
効果が出にくいのではないかと
私は思うのです。
その前に、先ずは「学ぶ」ということが
「楽しいこと」なんだということを
従業員が理解できるような
学びの場を作ったほうがいいの
かもしれません。
その際に、みんなで学ぶ
「学びの共同体」
みたいなやり方が有効なのではないかと
私は思うのです。
みんなでワイワイ
ああだこうだ言いながら学ぶ、
その体験を通じて学びの喜びを感じたり、
教え方を学んでいくようになる。
そして、そういう雰囲気ができると、
みんなで勝手にどんどん学ぶ組織に
なっていくのではないかと思うのです。
当然、最初はやってもすぐに効果は出ません。
でもそこですぐに諦めてはいけません。
諦めずしばらく継続していくのです。
そうすれば少しずつ変わってくると思います。
それができるかどうかが成功のカギを握る
のではないかと思うのです。
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<今日のありがとう>
本当は面と向かって伝えたい
でも中々言えない自分がいます
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週1回ですが、アシュタンガヨガという
ヨガをやっています。
やり始めてもう一年くらいになるでしょうか。
このアシュタンガヨガというのは
次々とポーズをとっていくので
集中して取り組まなければなりません。
そして、結構激しく、難しいポーズも
多いので柔軟性も必要ですし、
筋力も結構使います。
右足はいいけど、
左足は曲がりにくいとか、
どういうポーズが自分は苦手なのか
得意なのか?
今日は、右足の付け根がおかしいとか、
身体の調子がいいとか、
そんな風に自分の身体の調子も見ながら、
身体と対話しながら進めていくのが
また面白いのです。
また、週一と言えども、続けていると、
少しずつ着実に進歩しているのがわかります。
集中力も高まってきている気がします。
そして何よりも終わった後の充実感
というかスッキリ爽快感もいいのです。
このアシュタンガヨガというものに
出逢えたことに感謝です!
いずれ、何かコンサルに役に
立てれるようなことがあればいいかなあ
なんて思っています。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
今日も素敵な一日になりますように!
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何よりもエネルギーになります。
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