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フェリーゼス 金本淳

失敗は成長のもと


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心動かす企業経営 vol. 19

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<失敗は成長のもと>

おはようございます。

フェリーゼス経営支援事務所の

金本淳(かねもとあつし)です。

今日は、最近関わり始めた

中小企業の社長のお話しです。

そこの企業は金型を製造販売しています。

自動車のバンパーなんかをつくるための

金型です。

金型って金属などでできた型です。

簡単に言うと、たい焼きを焼くための

鉄板みたいなもんです。

よく使われているプラスチック製品なんかも

殆どこの型を使って製造されています。

それで、

この社長は、3年前に先代が倒れられて

社長交代となったようです。

先代はどちらかというと、ワンマン社長で

「俺の指示した通りにやれ」

というタイプだったそうです。

従業員にあれやれこれやれと指示を出す。

そして指示したとおりにやらないと怒る。

何か提案しようとしても

「言われたとおりにやればいいんだ」

みたいな感じ。

何か言っても聞いてもらえない。

そうすると、従業員はそのうち考えなくなる。

「言われた通りにやればいいんでしょ」

みたいな感じ。

そんな先代社長を見てきて、

「自分はそういうやり方を変えたい」

と強く感じたそうです。

特に今は、昔みたいに言われたことを

やっていればずっと仕事がもらえる時代

ではない。

この先、どうなるかわからない。

そんな中、

「どうなっても生きていけるように、

自社に本当の力をつけないと。。。」

と思ったそうです。

そして、その一環として

新しいことに色々取り組み

始めるようになったそうです。

その新たな取組、

以下のようなものです。

一つ目、3次元スキャナーの導入

普通のスキャナーは、紙面など平面物体を

2次元でスキャンするってやつですよね。

でもこれは立体的なものを

丸ごとスキャンできるものです。

クルマ一大そのままスキャンできる大型用の

ものから、

小型のものをスキャンするハンディタイプの

ものまで

数種類導入しているとのこと。

スキャナーで物体をまるごと測定

測定したデータでその物体の図面をつくる

普通は図面をつくって、それを基に

ものをつくるからその逆ですね。

最初は、どういうものなのか、

自社でどう使えるのかよくわからなかった。

でも、

「とにかく面白そう、何か使えるだろう」

といって、導入を決めたそうです。

そして、使い方は、あとから考えよう

ということで、

今現在も従業員に使い方を色々考えさせている

とのことです。

例えばこれまで出たアイデアとして

こんなもの。

本業とは関係ないところですが、

人間をスキャンして、

その人のフィギュアを作る

ペットをスキャンして、

ペットのフィギュアを作る

そしてそれらを販売する

などなど。

まだまだ検討の途中です。

でも、とりあえずとしては、

自社の完成した金型を測定し、

取引先に金型の精度を保証するために

スキャナーを使っているそうです。

ちなみに、金型つくっている同業で

こんなスキャナーを使っているようなとこは

まずありません。

二つ目。

別会社を立上げレーシングチームを作った。

これは宣伝に使える。

しかもよくよく聞くとトヨタの社長の

ご子息がメインドライバーを

されているらしい。

(経緯はわかりませんが)

それだけで話題を呼べる。

そして、三つ目。

オリジナル製品の開発

愛知トヨタと提携した

クルマの後付けのアフターパーツ製作

その他、

ホームセンターで販売されている

テラス用のプラスチックマット。

金型製作できるし、しかもその金型で

樹脂の部品もつくれる

失敗してもそれほど影響ない。

だからどんどんやればいいと。

そして

四つ目。

中国に事務所を立上げた。

中国人のエンジニアが研修に

きていたそうです。

その人はとても優秀、

そして社長にとてもなついていた。

だから帰国後も自社の社員として

中国の拠点を任せたそうです。

その彼を使い、5月には今度は韓国に

事務所を立上予定。

そこからベトナムにも進出したいとのこと。

因みにこんな色々新しいことをやれるのは

比較的大きな企業なんじゃないかと

思われるかもしれません。

でもこの企業、従業員は40人もいな

い紛れもない中小企業です。

大企業だからやれてるんじゃないんです。

さて、ここまで、長々と説明してきましたが、

どれもこれも今現在成功しているわけでは

ありません。

では、こんな風に、

この社長が色々新しいことに取り組んできた

狙いって一体何なんでしょうか?

あなたはわかりますか?

実はこの社長は、

こういう色々新しい、面白いことに

挑戦していく中で、

「従業員を育てたい」

と思ったからなんです。

失敗してもいいからとにかく従業員と

一緒に色んなことに挑戦する。

そしてそういう挑戦をしながら、

従業員の士気も高め、成長を促す。

そういう狙いなんです。

ヒトって押さえつけるより、

色々新しいこと、しかも面白いことを

やるのってワクワクするじゃないですか。

子供が色々な新しい遊びを覚えていく

ような感覚じゃないかと思います。

そういう感覚を人材育成に

活用するということなんです。

新しいことにドンドン取り組ませる。

挑戦させる。

でも失敗してもいいんですよ。

そしたら人間やってみたいと思いますよね。

ちなみに、この社長は失敗、大歓迎。

逆にやらないヒトは評価しないと

言っていました。

あなたはどう思いますか?

こんな風に新しいことにどんどん取組む、

そしてその中でヒトを育てるっていうの?

私は、すごく面白いなあと思いました。

こういう視点で人材育成を考えてみると

色々アイデアが出てきそうな気もします。

そして別にお金をかけなくてもやれることも

たくさんあると思います。

もしご興味あれば、

あなたもこういう視点で人材育成を

考えてみたらいかがでしょう。

面白いアイデアが

ひとつやふたつは出てくるかもしれませんね

ちなみに最後にひとつだけ。

コンサル視点で、こうすればさらに

面白いなあと思ったこと、紹介しますね。

それは、

「こういう考えでヒトを育てている」

ということを、

「経営理念やビジョン」と絡める

ということ。

この企業は、ホームページを拝見すると、

経営理念やビジョンが見当たりません。

これだけ考えている社長なので、

そういうものを必ずお持ちだと思います。

だから、そういうものをしっかり整理して

言語化する。そしてそれを発信するんです。

「我々のビジョンは〇〇なんです。」

そしてそれを実現するには、

「ヒトの育成が大事なんです」

そして

「当社では、人材育成は

こんな考え方で取り組んでいるんです」

というのを紹介するということです。

そうすれば、取引先、見込み客への

共感を生み、

それがさらに良い関係づくりに繋がる

あるいは求職者などにも、共感をうみ、

「自分もこういう会社で働きたい」

となる。

こういった相乗効果が生まれてくるのでは

ないかと思います。

まあ、これはあくまで私なら

ということですが。。。

あなたは今回の話し、どう思いましたか?

失敗は成長のもとです(笑)

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<今日のありがとう>

本当は面と向かって伝えたい

でも中々言えない自分がいます

だからこの場を借りて少し...

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今日は、昨夜実施したZOOMでの

ビデオコンサルのメンバー、

Hさん、Uさん、H2さんへの

ありがとうです。

ZOOMは、簡単に言うと、

パソコン使ったTV会議システムです。

そして、この3人は、

それぞれ得意分野は違いますが、

全員がコンサルタントです。

住んでるところも違います。

東京、沖縄、愛知です。

この3人と私あわせて4人で、

毎月おたがいをパソコン会議で

コンサルしあっているのです。

やり方はこう。

一人一人が自分で毎月何か

テーマを決めます。

そして、

・全員にそのテーマについて相談する。

・一人を相手に自分のトークを聞いてもらう。

・一人にコーチングしてもらう。

というパターンが主なものです。

そしてその様子を他のメンバーは

画面を通して観察し、

その後に気づいた点(

良かった点、改善点など)を

フィードバックする。

みたいな

要はコンサルがコンサルに

コンサルするみたいな感じです。

これがとっても役に立つ。

みなさん、普段クライアントさんに

お金をもらってコンサルしている

メンバーです。

そのメンバーからお互い無料でコンサルを

してもらえる。こんなおいしい話はない。

我々コンサルも、自分一人で考えていては、

行き詰ってしまうこともあります。

だから客観的なアドバイスは

とてもためになるのです。

このメンバーとは昨年、

パートナー型セールス養成塾という塾で

知り合いました。

この塾はコンサルとしてクライアントに

成果を出してもらうのあり方などを

学ぶ塾でした。

そしてその塾が終わってからも、

「メンバー間でせっかくなのでお互いを

コンサルしあおう」

ということでこういう場を作ったという訳です。

昨日の夜も、2時間ほどZOOMコンサルを

やったのですが、

ホント滅茶苦茶ためになりました。

自分では完璧だと思っていたプランに

対して、

「こういうところが気になる」とか、

「ここはこういう風にすれば

もっと説得力がある」とか

鋭いアドバイスが入る。

自分の話しだけではありません。

人の話しや相談も横で聞くと

それもまた本当にためになります。

「こんな視点があったのか!!!」

みたいな。

ほんとこのメンバーには大感謝です。

だから今日はあらためてこの3人に

お礼を言いたくなりました。

「H1さん、Uさん、H2さん、

いつもありがとうございます!」

「みなさんとお会いできたこと。

そして、こんな風にお互いを高め合える場を

いつももてること。本当に感謝です!」

「これからもよろしくお願いします!」

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

今日も素敵な一日になりますように!

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【発行元】フェリーゼス経営支援事務所

【発行責任者】金本 淳

経済産業大臣登録 中小企業診断士

豊田市働き方改革アドバイザー・講師

【住所】

〒480-1161愛知県長久手市荒田1-1-718

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